アイコン 大地震確率  能登引き上げず怖くなったのか 宮城沖90%に引き上げ 政府地震調査委


政府地震調査委は、能登半島では2020年3月から比較的大きな地震も含めて群発地震が頻発したにもかかわらず、自己満の西村教授の能登半島地震発生メカニズムに酔いしれ、大地震の発生確率を引き上げなかった。

能登半島の地震発生確率は2020年版で2020年から30年間に震度6弱以上の揺れが起きる確率は「0.1%~3.0%未満」とし、それ以降、改定してこなかった。
2007年3月に輪島地震が発生、2020年3月からは群発地震が発生したにもかかわらず、政府地震予測本部の地震予測マップの確率もそのままだった。

政府地震調査委は、能登で怖くなったのか宮城県沖地震について、30年以内でのM7.4以上の発生確率を最大90%まで引き上げた。
地震調査委員会の委員長で東京大学の平田直名誉教授は「東日本大震災を引き起こしたような超巨大地震の発生確率は低いものの、マグニチュード7クラスの地震が起きる確率は非常に高いと考えている。引き続き注意してほしい」と誰でも言える範囲内の修正。
調査委の先生方は国からお金を別途もらっているものの、地震のプロ意識は0。
島崎氏のような地震学者は異端児扱いされてしまうのが今の日本の学者たちの世だ。

 

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宮城県沖に限らず、北海道沖から千葉県沖まで大きな余震と見られる地震が多く発生しており、プレート内も海底断層も相互に刺激しあっており、南海トラフも含め、どこでいつ発生するかわからない。鯰に聞くしかない。

宮城県沖での巨大地震は2011年3月11日、各地の断層が刺激され、その修復に大きな地震も含め余震が今に続いている。
先生方は日本海溝の地震に連動して即南海トラフ地震を想定したが、実際は、3.11の余震が今に続き、その間に、熊本大地震、北海道胆振地震、そして今回の能登半島大地震が発生している。

どこで大きな地震が発生するか、地震学者の確率は落ち続けており、鯰の方が賢明のようだ。国民の命を預かる調査委の地震学者は、政府御用達や電力会社ご用達の忖度学者ばかりであってはなるまい。委員長の先生も30年後にはシャバにはいない確率が90%。 

能登半島の断層は、地域ごとの半島の地殻の生い立ちに関係している。これまでの地震で断層を刺激仕合い、断層が地震を発生させてきていた。
現実には、これまで断層の大きさなど明確にされなかった。しかし、今回の大地震後、600回以上の余震(震度1以上)の震源地の分布から、やっと断層を割り出している。
そのほかにも多くの断層が能登には存在すると見られ、M7.6の震源地が能登半島東の輪島市域寄りの珠洲市でありながら、震度7の最大震度地は能登半島西の震源地から50k以上離れた志賀町香能地区(半島の付け根に近い半島南西部に位置)であり、半島北部と半島沖の断層だけでは説明がつかない。 連動した地震での最大震度ならば、震源地の地震と波形が異なるはずだ。

 地震から命を守るには、日ごろの訓練や大きな地震や津波を想定して行動を決めておくことしかない。誰も守ってはくれない。
 日本には大小6000あまりの断層があるとされ、特に沖合いの断層はほとんど明確になっていない。
大きな地震が発生して初めて明確化されている(福岡県沖地震、今回の能登半島大地震などの海底断層)。

今に至っても和歌山県では20億円あまり投じた南海トラフ地震を想定した津波対策用の防災道路のトンネル工事ですら、地場ゼネコンにより、天井崩壊の危険性がある不正トンネルが工事完了していた。後工程の照明工事において照明器具設置用アンカー打ち込みにより、天井コンクリ圧が設計では30センチのところ3センチしかなかったことが発覚していた。70%以上でスカスカだったそうだ。生コンの使用量からも簡単に不正は見抜けようが、発注の県は検査さえろくにせず完了検査を合格させていた。こうした現場所長や監督の過去の現場工事が心配だ。政府の国土強靭化計画に基づく工事だろうが、現実はこんなもん。発覚しなければ、大儲かり、笑いが止まらないだろう。
性善説の日本は、戦後、米国に100%傾注してしまい性悪説の日本に変化してきている。政治家も大企業の経営者たちも。警察も些細なことでも何でもかんでも逮捕するようになった。


スクロール→

宮城県沖 M7.4以上の地震発生確率/政府地震調査委

変更:2024年1月16日発表

 

今回

これまで

10年以内

0~2%

0~1%

20年以内

8~30%

4~30%

30年以内

70~90%

70~80%

 

政府地震調査委は能登の地震発生確率をどうして引き上げなかったのか、志賀原発再稼動のためなのか。

今頃になって段丘の存在など、三陸沖の大津波の痕跡が後出しジャンケンでいくら出てきても、地震学者たちはそれまで何をしていたのかということになる。

 


スクロール→

1700年以降 日本海側の地震 男鹿半島~丹後半島まで

発生年月日

地震名等

M

深度

震度

備考

1714/4/28.

信濃小谷地震

6.3

 

 

死者56

1729/8/1.

能登・佐渡地震

6.6

 

 

死者5

1751/5/21.

高田地震

7.0

 

 

死者1541人 越後・越中地震

1762/10/31.

佐渡沖地震

7.0

 

 

津波、死者あり

1780/7/30.

庄内地方地震

7.4

 

 

死者2

1799/6/29.

金沢地震

6.7

 

 

死者640

1802/12/9.

佐渡小木地震

7.0

 

 

死者37

1810/9/25.

男鹿半島地震

6.5

 

 

死者60

1828/12./18.

越後三条地震

6.9

 

 

死者1681

1833/12/7.

庄内沖地震

Mw8.0

 

 

死者Max130

1847/5/13.

越後頸城郡

6.5

 

 

死者20人以上

1858/4/9.

飛越地震

7

 

 

死者数百人

1892/12/9.

石川富山地震

6.4

 

 

死者2

1894/10/22.

庄内地震

7

 

7

死者726

1909/8/14.

姉川地震

6.8

 

 

死者41

1925/5/23.

北但馬地震

6.8

 

 

死者428

1927/3/7.

北丹後地震

7.3

 

7

死者2925

1930/10/17.

大聖寺地震

6.3

 

5

 

1933/9/21.

七尾湾地震

6

 

 

死傷者60

1939/5/1.

男鹿半島地震

6.8

 

5

死者27

  戦後

 

 

 

 

 

1948/6/28.

福井地震

7.1

 

7

死者不明者数3769

1952/3/7.

大聖寺沖地震

6.5

 

4

死者7

1961/2/2.

長岡地震

5.2

 

4

死者5

1961/8/10.

富山湾地震

5.3

 

 

 

1964/6/16.

新潟地震

7.5

 

5

死者26

1983/5/26.

日本海中部地震

7.7

 

5

死者104

19932/7.

能登半島沖地震

6.6

 

 

 

1993/7/12.

奥尻島沖地震

8.1

 

6

死者230

1995/1/17.

神戸大震災

7.3

 

7

死者6437

2004/10/23.

新潟中越地震

6.8

 

7

死者68人/余震続く

2007/3/25.

能登半島地震

6.9

11

6

死者1人 (輪島地震)

2007/7/16.

新潟中越沖地震

6.8

 

6

死者15

2011/3/11.

東日本大震災(+津波)

9.0

 

7

死者不明者数22,312

2011/3/12.

長野県北部地震

6.7

17

6

東日本大震災誘発地震

2011/10/3.

富山-長野県境群発地震

5.4

 

4

死者1人、~10/12日まで

2016/4/16.

熊本大地震

7.3

 

7

4/14前震との計273

2019/6/18.

山形県沖地震

6.7

 

6

 

2020/3.以降

能登半島群発地震

2022/6/19.

能登地方地震

5.4

13

6

 

2023/5/5.

奥能登地震

6.5

12

6

 

2024/1/1.

能登半島大地震

7.6

16

7

震度地:志賀町香能

 

 

 

[ 2024年1月17日 ]

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