アイコン 181人搭乗の済州航空機 胴体着陸失敗 ほとんど死亡か 滑走路外壁に激突大破状


韓国空港公社と全羅南道消防本部などによると、12月29日午前09時07分ごろ、乗員乗客181人を乗せたタイ・バンコク発済州航空7C2216便が、(韓国南西部端の)務安国際空港の滑走路に着陸後、空港の外壁と激突突して炎上する事故があった。
事故を起こした機種は、B737-800で、乗客175人(韓国人173人・タイ人2人)と乗務員6人の計181人が搭乗していた。
同機は降着装置(車輪)が故障、胴体着陸を試みたものの、滑走路の端に達するまで速度を落とすことができなかったとみられている。

現在、警察と消防当局は消火作業を終え、機体の後部から救助作業を進めている。現在まで機体の後部で2人が救助され、28人の死亡が確認されている。今後死傷者の数さらに増えるとみられている。その後120人の死亡(14時現在)が確認され、死亡者数だけが増得続けている、救助数は当初の2人だけのようだ。外壁との衝突で大破、ほとんどが機外に投げ出されたものと推定されている。
これまでのところ、同機は定刻どおりバンコクから務安国際空港の上空まで飛行、滑走路に接近して着陸を試みたが降着装置が故障していて正常着陸ができず、再び上昇して2度目の着陸は胴体着陸による着陸、しかし、同機は滑走路でも逆噴射などによる減速ができず、そのまま滑走路外壁に衝突して炎上大破した。

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バードストライクか
同機は離着陸時に使われる降着装置(ランディングギア/前後の車輪のこと)の不具合で、胴体着陸となったようだ。原因はバードストライク(鳥類の衝突)とみられる。
車輪が出なかったことから胴体着陸、しかし、着陸直後、逆噴射などにより機体のスピードを減速するのだが、できなかったと見られ、ただ、車輪が出ていないためハンドルは使用できない。いくつかの故障が複雑に絡まった可能性もある。
務安国際空港は木浦の15km北に所在し、滑走路は2800m、幅員は45m、通常胴体着陸でも止めることができる滑走路の長さとなっている。
胴体着陸する場合、炎上を阻止するため、燃料を上空で投棄してから、着陸態勢に入る。ただ、着陸後スピードが落ちず、外壁に激突してから炎上・大破している。燃料は着陸前に投棄した可能性もある。

 

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[ 2024年12月29日 ]

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