トヨタ、アルファード・ヴェルファイアーなど48万9千台リコール 2件計
国交省が1月22日に発表したトヨタからの2件のリコール情報によると、「アルファード」と「ヴェルファイア」車のほとんどで、エンジンをかけたまま長時間にわたって停止したり、特定の回転数で走行を繰り返したりすると耐久性が不十分な部品が壊れ、最悪の場合、走行中にエンジンが止まるおそれがあるという。
また、「アルファード」の一部では、ボンネットの装飾用の部品の取り付け方が不適切で、脱落するおそれがあるという
リコールは、2014年12月~2023年4月までに製造された、トヨタの「アルファード」と「ヴェルファイア」の2車種、計43万4千台。
さらに、燃料装置(燃料ポンプ)の不具合で「アルファード」「ヴェルファイア」など8車両、合計5万45百台のリコールを発表した。最悪走行中エンストのおそれがあるという。
スクロール→
リコール1、
1 |
不具合の部位(部品名) |
(1)電気装置(オルタネータ(発電機)) |
(2)車体(ボンネットモールディング |
||
2 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 |
(1)オルタネータ(発電機)のクラッチ付プーリ(円盤状の動力伝達部品)において、エンジン振動に対する |
(2)ボンネットモールディングにおいて、取付構造の検討が不十分なため、温度変化によりモールディングが変形して、取付部に応力が繰返しかかることで亀裂や緩みが生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、モールディングが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがある。 |
||
3 |
改善措置の内容 |
(1)全車両、オルタネータプーリの形状を点検し、該当する場合は対策品と交換する。 |
(2)全車両、ボンネットモールディングに補強板を追加する。なお、当該モールディングの一部仕様または損傷状態に応じて、対策品(補強板を追加したモールディング)に交換する。 |
||
4 |
不具合件数 5件 |
(1)124件、(2)11件 |
5 |
事故 の有無 |
(1)(2)ともになし |
6 |
対象車両名 |
トヨタ「アルファード」 |
トヨタ「ヴェルファイア」 |
||
7 |
製造期間 |
2014年12月6日~2023年4月24日 |
8 |
対象台数 |
合計:434,520台 |
(1) 415,486台 |
||
(2). 89,871台 |
||
(1)+(2) 70,837台 |
リコール2、
1 |
不具合の部位(部品名) |
燃料装置(燃料ポンプ) |
|
2 |
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 |
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。 |
|
3 |
改善措置の内容 |
全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。 |
|
4 |
不具合件数 5件 |
5件 |
|
5 |
事故 の有無 |
なし |
|
6 |
対象車両名 |
トヨタ「アルファード」 |
|
トヨタ「ヴェルファイア」 |
|||
トヨタ「カムリ」 |
|||
レクサス「LC500」 |
|||
レクサス「RX450h」 |
|||
レクサス「RX450hL」 |
|||
レクサス「ES300h」 |
|||
ダイハツ「アルティス」 |
|||
7 |
製造期間 |
2017年7月6日~2023年9月10日 |
|
8 |
対象台数 |
54,577台 |