テスラ株価急落 政治家マスク嫌悪 売れず 1月欧州▲45%減
米EV最大手テスラの株価が、昨年12月17日に付けた史上最高値から2ヶ月半で4割安と急落している。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領の関係の近さが好材料視されて一時急騰したが、今度はマスク氏の政策と言動が悪材料になり値上がり分が帳消しにしている。
米欧では、マスク氏への嫌悪からテスラ車販売が急減しているとみられ、株価を押し下げている。 ドイツ総選挙では民族派を支援、第2党に躍進し他ことから祝電を打つなどしてきた。
2月28日は前日の終値(271)比4%高の292.98ドル(安値:273)で引けた。
昨年11月の大統領選投開票日明けに290ドル近辺だった株価は12月中旬に一時490ドル近くまで上昇した。
ただ、それ以降は下落基調、特に今年2月は売りに拍車が掛かっている。
「マスクのクーデターを止めろ」
・・・米各地では最近、マスク氏がトランプ氏の威を借りて政府の人員や予算削減で大鉈を振るっていることへの抗議デモが相次いでいる。
ニューヨークの反マスク派のデモ隊がテスラの販売店の入居ビルを包囲、販売店を一時占拠する事態に至っている。
2月28日のトランプ×ゼレンスキーの喧嘩により、マスク以外にも各地で反トランプ、副大統領の反バンス氏に対しても反デモが生じている。
西部ワシントン州シアトルで活動を主催する女性は、テスラ車を手放し、株も売るよう呼び掛けており、米メディアに対し「テスラのブランドが傷つけばマスクの影響力は弱まる」と活動の狙いを語っている。
テスラ車所有者の間では、茶番だが、「これはイーロンが狂っていると気付く前に買いました」などと書かれたステッカーを貼る動きもあるという。
テスラはもともと気候変動問題などへの関心が高いリベラル層に人気だったため、マスク氏のトランプ氏への最接近はユーザーを困惑させている。
販売不振は数字に表れ始めている。
★テスラ車は、2024年は2023年の180万台に比し、初めて減少し178万台(計画:220万台)だった。中国だけは販売増となったものの自動車工業会が公表している工場出荷台数(Y+3)ベースでは、年間マイナスになっていたが、テスラ社の公表では何故か8.8%増の65.7万台となっていた。
米・欧・中でテスラ車販売減少
報道によると、テスラの1月の主力販売地の米・欧・中はいずれもダウンとなっている。
1、米販売台数は前年同月比▲13%減の約4万2千台。EV市場全体は15%増と伸びており、テスラの不調が際立つ。
2、欧州全体の同月のEV販売は37%増えたが、テスラ車は▲45%減の約9900台に落ち込んでいる。
3、中国でも、昨年は11月からの駆け込み需要で前年比8.8%増の65万7千台と良かった中国、その中国でも25年1月は▲11.5%減の63,238台(昨年1月71,447台/Y+3の合計)となっている。
習政権はマスク氏が中国にとって政治的に価値がなくなれば、テスラ車の販売も大きく落ち込む可能性がある(麻薬関税で10%追加の追加関税(自動車除き現行最高25%)、3ツキ12日からは、さらに10%追加するというトランプ氏から、関税爆弾を落とされている中国、マスク氏は中国に関して何も発言していない)。
先日は、米訪問のインドのモディ首相とマスク氏は対談、テスラがインドに工場を作ることで合意した。これに対してトランプ氏がマスク氏の決定に不快感を示す発言をなしており、マスク氏は独裁的な動きもあり、2人が衝突するおそれもある。
当然、政治的にはトランプ氏の勝利となるが、今ではトランプ氏の金魚の糞、腰巾着となり、トランプ氏の別荘、マール・ア・ラーゴでもくっつき虫になっており、トランプ氏もこうしたゴマすりに大満足するタイプ、蜜月時代が長期になるのか短命なのかは不明。
2月28日の「トランプ+バンス」×「ゼレンスキー」のホワイトハウスでの喧嘩会談により、さらに欧州でのテスラ車の販売は落ち込むものと見られる。
以上、
4年後にはトランプ氏はホワイトハウスを去る。
誰がトランプ氏の後継者に、次の大統領になるのかもわからない。
4年後も視野に入れ、日本はトランプ対策を練る必要があるが、足下では、スタンス0の日本はトランプの政策と行動に一喜一憂するしかない。関税爆弾が迫っている。
日本から米国への2024年の自動車輸出台数は138万台、輸出額は約6兆円。
↓テスラ株価推移(ドル)






