アイコン 印パ軍機空中戦 計125機がドッグファイト、パの殲10圧勝か


インドとパキスタンは、インド側カシミールでのテロに激怒したインド政府が、パキスタン側カシミールのゲリラ組織をインド軍が急襲してエスカレート。
5月8日には、両国空軍機合計125機が空中戦を展開、結果、報道によるとインド空軍機が2機撃墜され、パキスタン軍の中国製「殲10」が勝利したようだ。
(実際の空中戦は計35機前後、パキスタン軍はインド側の戦闘機5機を撃墜したと発表。)

現役の戦闘機どうしの大空中戦はほとんどなく、世界中の軍関係者から注目している。

戦闘機の性能が勝敗を分けたようだが、その差の決定打は空対空ミサイルの性能の違いでもあったようだ。
両軍は当初領空を侵犯しない形で空中戦を演じていたとされ、空対空ミサイルの性能差が、パ軍に勝利をもたらしたようだ。

インド戦闘機ミファールが搭載しているとみられる空対空ミサイル「ミーティア」の射程距離は約100キロ、
一方、パ軍の殲10が搭載している「PL-15」の射程距離は140キロ~200キロに達し、パ機が「ミーティア」の射程距離に達する前に、パ機からインド機に向け「PL-15」が発射され、インド機は手も足も出せなかったようだ。

 

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「ミーティア」も「PL-15」も地上や空中の目標を一切目視せずに攻撃できるスタンドオフミサイル、その射程距離にはミサイル種によって異なる。

2019年の前回の空中衝突でもパキスタン空軍にインド空軍は大敗しており、インド空軍パイロットや装備関係者の再教育が必要なようだ。

<2019年2月のプルワマの危機>
2月14日、インドのJ&K州南部のプルワマで、パキスタン側テロ組織JeM (パキスタン軍統合情報部(ISI)と関係あり)が、インド中央予備警察隊(CRPF)の車列を攻撃、40人が死亡したプルワマ事件。
エスカレートして印パは軍事衝突、今回とまったく同じで、今回は今年4月22日、パキスタン側のカシミールゲリラがインド側カシミールの観光客を越境テロ攻撃、観光客26人が死亡、激怒したインド政府が軍に境界線を越えテロ組織のキャンプ地などを攻撃させ、今回の印パ空軍の空中戦に発展した。

前回も両国の戦闘機が空中戦、米国のアフガン攻撃で米国の要請でパキスタンは空港を提供、その見返りに巨額の資金援助や米戦闘機の供与を条件にし、米国はパキスタンにF16戦闘機を供与していた。2019年の空中戦ではF-16のパキスタン空軍がインド空軍機を大量撃墜し、双方核保用国、核戦争の脅威に晒されたプルワマの危機でもあった。
今回は中国製殲10戦闘機が使用されたようだ。

日本も米国の求めに応じてパキスタンへ1000億円ともされる巨額を無償供与、そうした資金でパキスタンは中国から殲10を大量購入していた。

● 殲10戦闘機に搭載されていたと見られる中国製空対空ミサイル「PL-15」、
● ラファール戦闘機に搭載されていたと見られる英国のMDBAが製造するレーダー誘導型空対空ミサイル「ミーティア」

「ミーティア」はアクティブレーダー誘導の長距離空対空ミサイル。終末空対空ミサイルとも称せられている。視程外射程の空対空ミサイル(BVRAAM; Beyond-Visual-Range Air-to-air Missile)。
英・独・仏・伊・スペインなどの空軍が採用している。製造は英・独・伊・仏で生産している。

「PL-15」は中国の殲10や20に搭載され、大型だか、「ミーティア」と性能的には互角となっている。そのため、実戦比較が必要となっていた。


スクロール→

空対空ミサイル ミーティア 性能諸元

英国  MBDA社製

ミサイル直径

17.8cm

ミサイル全長

365cm

ミサイル重量

185kg

弾頭

HE破片効果

射程

100km以上

推進方式

ダクテッドロケット

誘導方式

中途航程:INS+COLOS

終末航程:ARH

飛翔速度

マッハ4以上

 

空対空ミサイル PL-15 性能諸元

中国   中国航天科技集団製

ミサイル全長

399.6 cm

ミサイル重量

200230 kg

射程

145200 km[1][2]

推進方式

固体燃料ロケット/デュアルスラストロケットモーター搭載

誘導方式

中途航程:INS+COLOS

終末航程:ARH

検知レーダー

アクティブ・フェーズドアレイレーダー搭載

飛翔速度

マッハ4+

 

 

 

[ 2025年5月10日 ]

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