アイコン 小泉大臣、木徳神糧を槍玉に 500%増益と 決算推移 KACO & KALO


米余りの時代には、新米が出る前に在庫を消化しようと、卸同士で価格競争になっていた。利益を薄くしてお米をさばき、スーパーの特売で目玉商品として販売されていた。価格転嫁を進められなかった薄利多売の歴史がある。

(報道内容はおかしい。不作ではない。先物取引市場におけるハゲタカ投機家およびハゲタカ米問屋たちの買占めによる先物取引価格を暴騰=市場流通米を品薄=枯渇させ、米価格を暴騰させた)

ところが、コメ不足になって、状況が一変したという。
木徳神糧の関係者は「在庫がなくなるのを避けようと、小売店から『量を確保してほしい』と言われるようになり、価格転嫁が承認された。少ない取り扱いであっても、利益が伸びて来た。それまで1~2%だった利益率が、5%になった。利益を上げ過ぎなのかというと、他の業界でも見られる利益率であり、そんなに暴利は貪ってはいない。これまで利益率が低かっただけに、大きな利益に見えめが、豊作のときには赤字を経験している。お米を安定供給するのが卸の使命、適正な水準だと考えている」としている。

 

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 小泉農水相の500%発言については、
「弊社だろうと分かるような形で、大臣の立場で発言された。しかし、営業利益を上げているのは、弊社だけではないのでは。市場でのシェアは4~5%であり、1社の立場で価格操作はできません。小売店で価格が形成されており、カルテルを結んでいることもありません」
以上、

通常、商社は、横流し商売であり、取扱量は大きくなるが、営業利益・率は小さい。
ただ、木徳の決算を見る限り、小泉が騒ぐほどの利益は出していない。小泉は大口叩いて騒ぐだけ騒ぎ力で押し切る手法は親父譲りのようだ。小泉親は郵政省を民営化したが、米国では郵便局は国営である。トランプでさえ郵政を民営化する考えはない。国営は悪、民営化が善であるかのような国民を洗脳した小泉親の手法は、郵便貯金を市場に放出させたい米国の意向に沿ったものでしかなかった。そのため小泉は・中とともに・国・の第一人者として日本の国益を損なう元凶・新自由主社会では崇められている。

農水省の最大の間違いは、生産量と民間在庫量を合算すれば、コメ余り現象は明らか、流通量に大幅な余裕があるとしている点。
民間在庫は180万トン前後あり、この数値は常に在庫としてある数値で季節で動くものの増減には乏しい在庫であり、数十万トン単位で市場をコントロールする在庫米ではない。ただ、米在庫薄の夏場は160万トン前後まで下がり、需給がひっ迫する。農水省の部会は民間在庫全量を市場流通可能米としてカウントするところに最大のバカモンがいる。


スクロール→

米生産推移

 

 

米生産量

作付面積

 

 

万トン

ha

 

2019

776

1,469

 

2020

776

1,462

 

2021

756

1,403

 

2022

726

1,355

 

2023

716

1,344

 

2024

 

 

 

↓ 農水省米部会 /万トン

 

 

主食用米生産

需要

 

2023

661

705

 

2024

683

 

 

・農水省は農家に多額の銭=補助金まで出して、米からの転作を推奨し、米作付面積を削減し続けている。物価高で相対的に安価安定下のコメ需要が増加、その米を暴騰させた農水省、米はインバウンド需要でも増加している。米には主食用・飼料用・備蓄用・菓子等原料用などある。

 
 
 

 

・売上高は取扱量ではない。

木徳神糧 25/12Q1:決算  /百万円

 

売上高

営業利益

営利率

経常利益

当期利益

25/12Q1

36,871

1,853

5.0%

1,863

1,290

24/12Q1

29,961

414

1.4%

432

339

  前期比

23.1%

347.7%

 

331.2%

280.0%

25/12QI セグメント別

 

売上高

前期比

営業利益

前期比

営利率

米穀事業

31,162

27.1%

1,929

387.4%

6.2%

飼料事業

2,461

1.2%

123

2.5%

5.0%

鶏卵事業

2,470

16.4%

74

-18.2%

3.0%

食品事業

776

-11.9%

9

-0.3%

1.2%

調整

2

 

-282

 

 

 

木徳神糧 通期連結決算推移 /百万円

 

売上高

営業利益

営利率

当期利益

201812

114,345

802

0.7%

283

201912

117,612

76

0.1%

676

202012

107,596

-42

 

62

202112

107,812

526

0.5%

505

202212

104,704

1,316

1.3%

1,038

202312

114,835

2,061

1.8%

1,478

202412

118,998

2,377

2.0%

1,723

 

参考、

豊洲と東京五輪・都心大再開発・大型マンション工事で大儲かりのゼネコン代表格

1801 大成建設 連結決算推移 日本基準  /百万円

連結

売上高 

営業利益

同利率

経常利益

株主利益

15/3

1,573,270

70,417

4.5%

74,467

38,177

16/3

1,545,889

117,468

7.6%

117,703

77,045

17/3

1,487,252

140,822

9.5%

144,591

90,566

18/3

1,585,497

181,859

11.5%

185,349

126,788

19/3

1,650,877

153,323

9.3%

157,936

112,571

20/3

1,751,330

167,755

9.6%

173,347

122,087

21/3

1,480,141

130,516

8.8%

135,937

92,554

22/3

1,543,240

96,077

6.2%

103,247

71,436

23/3

1,642,712

54,740

3.3%

63,125

47,124

24/3

1,765,023

26,480

1.5%

38,910

40,272

25/3

2,154,223

120,160

5.6%

134,505

123,824

 前期比

22.10%

353.80%

 

245.70%

207.50%

26/3

1,960,000

101,000

5.2%

105,000

80,000

 25期比

-9.00%

-15.90%

 

-21.90%

-35.40%

23期から24期は札幌工事失敗損で営業利益率が激減

 

 

[ 2025年6月10日 ]

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