アイコン 3.5兆円の給付金で、本当に国民は安心できるのか?


票を買う政治より、“不安を減らす政策”を

6月、自民党が参院選に向けて掲げた「国民1人あたり数万円の現金給付」公約が注目を集めている。給付総額はざっくり3.5兆円規模。これだけの予算があれば、短期的に家計の足しにはなるだろう。

しかし今、国民が本当に求めているのは“お金”なのだろうか。
それとも、“安心して暮らせる制度”なのだろうか。

 

■国民の「不安」の正体は何か

最近、SNSや地方紙の投稿欄では、「不法滞在の外国人が増えている」「再犯や強制送還できないケースもある」といった声が広がっている。
背景には、入管行政の限界、制度の歪み、そして警察・司法の機能不全への不信がある。

経済は安定してきたと言われても、治安への漠然とした不安が生活者を覆っている。“この国で安心して暮らせるのか”という問いは、給付金では解消されない。

 

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■「3.5兆円」でできる別の選択

給付金3.5兆円。この巨額の予算を、仮に安心社会のために使ったらどうなるか。

* 入管庁の体制を2倍に強化し、監視や審査を高度化(+600億円)
* 外国人労働者の適正雇用と監視体制に投資(1000億円~)
* 地方自治体の防犯カメラ・通報システムの整備(1自治体1億円×3500)
* 警察官・通訳・法務通訳の人員強化や教育(数百億円)
* 学校や地域での法教育と多文化共生への予算投下

これだけ揃えても、予算はまだ余る。単なる一時給付ではなく、「制度的に安全な社会」を構築する基礎になる。

 

■経済と治安は無関係ではない

治安の悪化は、地域経済の縮小を招く。夜間営業の店が減り、不動産価格が下がり、投資が停滞する。
また、制度への不信は出生率の低下や内需の冷え込みにもつながる。

言い換えれば、“不安を減らす制度投資”は最も本質的な経済政策でもある。

外国人を受け入れるなら、“ともに安心して暮らせる制度”を整えるのが政治の責任だが、今の制度はどちらにも不誠実なままだ。

 

■票のための給付か、未来のための制度か

給付金政策が一概に悪いとは言えない。ただ、「そのお金が本当に必要な人に届くのか」「継続的な安心につながるのか」は、きちんと問い直すべきだ。

今の政治は、現金の一括配布で“票を買う”ことに慣れてしまっている。
だが、信頼を買う政治こそが、未来の日本を支える唯一の道ではないか。

 

用途 想定コスト 効果
入管庁の監視・審査強化 約600億円 不法滞在や偽装在留の摘発強化
防犯カメラ・通報インフラ 約3500億円 全国の地方自治体で治安・見守り体制を強化
保育士・警察・通訳の人件費 約5000億円 外国人対応や防犯、司法の体制整備
子ども・地域の法教育 約1000億円 多文化社会への理解とモラル教育に寄与

 

 

[ 2025年6月21日 ]
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