それ、バレてますよ?企業の"うっかり脱税"が招く大リスク
脱税摘発が増加中。税務調査で狙われやすい企業の特徴、経営リスクとの関係とは?
「ちょっとくらい大丈夫」は通用しない時代に
「税務署が来るなんて思ってなかった」──これは、最近摘発されたある中小企業の経営者の言葉です。
脱税=悪質な隠し事、というイメージがありますが、実は「軽い気持ちでやった経費計上ミス」や「処理のグレーゾーン放置」が発端になるケースも少なくありません。
国税庁の発表では、令和5年度、法人税調査による申告漏れ総額は1兆円超。そのうち、故意と判断された悪質な事例も多数ありました。
税務署が「特に見ている」と言われるポイント
最近の税務調査でよく狙われるのは、以下のようなケースです。
-
海外との取引が増えたIT・スタートアップ企業
-
現金商売が多い飲食業・建設業
-
同族企業での「役員報酬」や「家族への給与」
-
インボイス制度導入で売上・仕入の整合性が崩れている場合
税務署はデータでかなり精密に「おかしな動き」を検出しています。小さなズレも見逃しません。
脱税が招く“見えないリスク”
「バレても追徴課税だけでしょ」と思っていませんか?
実は、それだけでは済まないのです。
-
銀行からの与信が止まる(融資NG)
-
取引先が離れる
-
税務調査情報が業界内に広がる
-
経営者個人の信用にも傷がつく
特にスタートアップや成長中の企業にとっては、信用の損失が命取りになることも。
税の知識が経営者の分かれ目に
私は日々、多くの企業経営者と会話していますが、「税の知識が経営者の分かれ目になる」と痛感しています。
-
優秀な経営者は、税理士任せにせず制度を理解しようとする
-
内部で経理をブラックボックス化している企業ほど、調査で問題化する
-
最近では、SNSでの情報拡散もリスクに
税務署よりも先に、ネットの「中の人」が不正に気づいて拡散することもあります。
企業ができる“防衛策”とは
いま、企業に求められているのは「攻めの透明性」です。次のような対策がカギになります。
・社内で税務勉強会を開く(経理だけでなく経営陣も)
・税理士・会計士と定期的にディスカッション
・電子帳簿保存法、インボイス制度に本気で対応
・グレーな支出は「やめる勇気」
まとめ
企業の脱税リスクは、今や「ばれなきゃいい」では済まされない時代です。
むしろ、“正しく納税できる体制”をつくることが、企業の価値を高め、社会から選ばれるブランドづくりにもつながります。

※画像はイメージです





