アイコン カラオケ店の「シダックス」 カラオケ事業撤退 店舗を「カラ館」に譲渡

 

 

シダックスは、ピーク300店舗のカラオケ店運営、現在180店舗、赤字が続き、回復の展望見えず、カラオケ事業から撤退。

全国でカラオケ店を展開する「シダックス」は、消費不況、少子高齢化、ブームなしに利用者の減少が止まらず、採算が悪化しているとして、カラオケ店の運営から撤退することにした。

シダックスはカラオケ事業を行う子会社の株式の81%を、6月、「カラオケ館」を運営する「B&V」(東京都新宿区西新宿1丁目5番12号、代表:渡部記春)に売却する。

株式売却後も店舗への食材や消耗品の販売などは続けるが、全国に180余りあるカラオケ店の運営からは撤退する。

シダックスは、郊外を中心に大型のカラオケ店を展開し、最も多い時で10年前の2008年度には、全国に300店舗余りを展開していた。

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しかし、ここ数年はカラオケの利用者が減少して、料金やサービスをめぐる競争が激しくなったことで、採算が悪化、2016年には80店舗を閉鎖していた。
その後もカラオケ事業の不振が続き、今年3月期の決算では▲13億円余りの最終赤字と、3年連続の赤字決算になったことなどから撤退を決めた。

シダックスでは、今後、学校給食などの調理を請け負う事業や、公共施設の運営事業などに力を入れていくとしている。
以上、

TVではカラオケバトルが放映され、ブーム再到来かと思われるが、現実は違っているようだ。人が集中する都心型の「カラオケ館」に対し、シダックスの店舗は郊外型、それも独立店舗が多く、集客力に問題を抱えたままだったのだろう。
スマホがこれまでのこうした文化を破壊しているのかもしれないが、一方で、新たな文化を創造しているのかもしれない。流しをカラオケが駆逐したように。

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[ 2018年5月31日 ]

 

 

 

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