アイコン トランプ政権 ポンペオとボルトンの対立激化

 

 

ポンペオはトランプのゴマ摺り棒屋、CIA長官になりそのゴマ摺り棒を遺憾なく発揮し、ティラーソン国務長官を叩き出し、自らが就任した。今ではトランプ後の大統領も狙う存在となっている。また、ポンペオの発言は、すべてトランプの承認の下になされている。
一方、ボルトンは、タカ派で知られるゴマ摺り棒など持たぬ硬派の人物。

最近この二人の発言が火花を散らし続けている。
ただ、トランプは、擦り寄る人物が大好きなことから勝負は知れていようが、肝心の「北朝鮮の核の完全廃棄」は一大セレモニーも終わり、興味が冷めたのか、トランプからの発言もいいころ加減になってきている。

以下、参考記事
マイク・ポンペオ米国務長官の5日の3回目の北朝鮮行きを控え、米国務省が公開的に北朝鮮に非核化のタイムテーブルを提示しないと明らかにした。

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数日前には「1年以内に非核化」を言及したホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官に反論したものになった。
ヘザー・ナウアート国務省報道官は3日(現地時間)、定例ブリーフィングでボルトン補佐官の発言に関する質問に「一部の人々が、タイムテーブルを提示したのを知っている」として、「私たちは、それ(非核化)に対してタイムテーブルを提示しないだろう」と話した。

ボルトン補佐官は1日、CBS放送に出演して「ポンペオ長官が、北朝鮮のすべての大量殺傷兵器(WMD)と弾道ミサイルプログラムを1年以内に実際に解体する方法について北朝鮮と議論するものと確信する」と明らかにしていた。

これに対して、北朝鮮に対するか圧迫か、あるいは訪朝を控えたポンペオ長官に対する強い交渉姿勢の要求かという論議が起きた。
ナウアート報道官の発言は、ポンペオ長官の訪朝を対北朝鮮交渉ムードを阻害しないという意味と解釈される。
だが、ホワイトハウス国家安保補佐官の発言を、国務省の報道官が公開的に否定するのはきわめて異例。

対北朝鮮交渉を総括するポンペオ長官の国務省が、ボルトン補佐官を牽制したのではないかという見方もなされている。

一方、ナウアート報道官は、ポンペオ長官の訪朝日程と関連して「少なくとも一日半程度の会談が計画されている」として、「(正確なことは)スケジュールがどのように組まれるかに掛かっている」と明らかにした。

ナウアート報道官は、ポンペオ長官が訪朝の過程で、「トランプ大統領と金正恩がシンガポール首脳会談で合意したことについて、北朝鮮と目を大きく開いて対話および協議を続けていく」としながら、「議論することがきわめて多い」と明らかにした。

これと関連して、匿名を要求した複数の外交消息筋は「事前協議の過程で、米朝高官級会談の議題が確実に決まったとは見られない」として、「ひとまず米朝双方が望むことをすべて提示すると予想される」と話したという。
以上、報道参照

ゴマ摺り棒のポンペオが金正恩にはじめて会った時、あまりにも感激し、正恩に即飲み込まれていた。こういう人物が金正恩と対等に話などできるはずもなく、核の完全廃棄のタイムスケジュールの第一歩である核に関する全資料の提供を受けることなど到底無理な話。虚偽の資料を提供されても検証もせず大満足することだろう。

ポンペオは元ティーパーティ派の共和党下院議員だが、議員歴は2011年からと政治家歴は短い。トランプは、就任早々のトランプケアで恥をかかされたコーク兄弟を抑えるためにも、CIA長官にしていたポンペオを可愛がり、国務長官に昇進させたもの。ただ、ボンペオはトランプ専用のゴマ摺り棒を持ち歩いているため、トランプとしてみれば、可愛くて仕方ない存在となっている。
いつものとおり、ボルトンはだんだん宙に浮いていくことになるのだろうか。

それとともに、核廃棄もゲームになり、駆け引きばかりが先行し、結果、先にはなかなか進まない。そうした駆け引きが一番上手な人物がトランプのはずだが、彼は四方八方手を出しすぎ忙しすぎ、また、6.12米朝会談ですでに金正恩の商品価値もなくなり興ざめしているように思え、後はポンペオに任せたということだろうか。

 

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[ 2018年7月 6日 ]

 

 

 

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