アイコン 新生ルノー スト続くなら韓国撤退示唆? 製造割り当てなしと警告 ルノーサムスン

 

 

ルノーサムスン自動車の株79.9%を保有するフランス・ルノーグループのロス・モザス製造総括副会長は、同社の役員・社員向けの動画メッセージで、「ルノーサムスンの労組が、ストを続けるなら、今後の製造台数の割り当てについて議論するのは難しい」と警告した。

ルノーサムスン労組は、賃金につき、昨年6月の初交渉以降、8ヶ月たっても団体交渉が合意に至っておらず、その間に労組は28回もストを行っている。
ルノーが輸出用の車両製造を割り当てしなければ実質撤退することになる。

日産はゴーン采配で、米国で同社が一番販売している車両SUVローグを2014年からルノーサムスンにも生産委託しているが、今年9月契約は終了する。

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継続するかは日産にかかっているが、日産は、新生ルノーと妥協した可能性もある。
それと引き換えか、日産は、英国での新型エクストレイル生産計画を撤回して、福岡・苅田工場で生産すると発表している(EUと日本はEPAを締結し今後EU関税は下がり続ける)。苅田工場でもローグを生産しているがキャパが空いている。
OEM生産は専用の生産ラインが必要なことから長期契約になる。しかし、このままでは、ルノーサムスン労組のストにより、日産は、米国での販売が一時的に品不足に陥り、販売に支障を来たすことから、ルノー側に是正を要求したものとも見られる。

撤退騒ぎは昨年、韓国GMでもあった。
GMは雇用問題で窮地に立たされている韓国政府との交渉により、郡山工場閉鎖に伴う退職給付金相当を、韓国政府系の産業銀行から新規融資させ、残留した。
2018年のGMは、販売台数が落ち、中国でも不買にさらされ、大リストラも発表しているが、ピックアップトラックなど売上高・利益とも大きな大型車の販売が好調で、難を乗り切っている。こうしたことを背景に韓国GMの撤退はすぐにはない。しかし、GMもしたたかで、いつでも撤退できるように、昨年、韓国GMの製造頭脳中枢部門の研究開発設計部門を別会社化している。 これは工場売却がスムーズにはかれるようにしたものと推察できる。

サムスン自動車は、サムスン財閥の李健煕(サムスン電子グループの総帥/心筋梗塞で倒れ、現在、意識不明のまま?)が、1994年末に、日産から技術導入し、自動車産業へ参入し釜山工場を設けた。1997年の通貨危機により2000年に実質経営破綻、ルノーが80%出資して傘下におさめ、社名もルノーサムスンに変更し、今日に至る。

 

ルノーサムスン販売台数推移
/千台
世界市場
韓国市場
2012
154
59
2013
131
60
2014
169
80
2015
229
80
2016
257
111
2017
276
100
2018
227
90

 

日産Rogue米国販売台数
 
千台
前年比
2016
329
 
2017
403
22.3%
2018
412
2.1%


 

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[ 2019年2月 9日 ]

 

 

 

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