アイコン 韓国造船業、再び超安値で取り巻くり

 

 

韓国政府が、破綻寸前の大宇造船海洋に対して、資金をバックアップして助けていることから、公正な競争に反するとして、韓国政府を相手取り、日本政府がWTOに提訴している。
大宇造船海洋は政府系の産業銀行が筆頭株主で産業銀行が実質経営しているが、産業銀行出身の大宇の経営陣が2千4百億円の粉飾決算をしていたことが表面化、韓国政府が、産業銀行を使い1.3兆円の資金を投入して再建に当たった。

韓国の造船業大手3社(大宇+現代重工+サムスン重工)は、2年~3年前、3社とも大赤字を出したが、支援した金融機関のタガも緩み、再びダンピング受注をしまくっている。

文政権は、赤字で工場を遊ばせるより原価割れでも受注した方が得策だとして、管理する大宇・城東・STXに対して、原価割れ受注を承認した(中央日報2018年1月31日掲載)。当然、大宇と現代・サムスンはライバル関係、大安売りの受注合戦を世界で展開している。

その結果、2018年の世界のLNG運搬船発注量62隻のうち、53隻を韓国勢が受注し、残り9隻は中国、シンガポール、日本の企業が受注しているという。

そうした中で日本の海運会社は、韓国の造船会社に対して、超大型のコンテナ船などを大量発注している。お目でたい話だ。

韓国政府は、ほかの中堅や中小の造船会社に対しても、構造調整をろくにせず、破綻させず、各種補助金などをてんこ盛りにして支援し、再建させようとしている。
それを日本政府に咎められたものの無視したことからWTOに訴えられ、その苛立ちが雇用問題も抱え韓国政府に生じている。
 

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<2018年は韓国造船業勢のダンピング受注開始再元年>

2018年の韓国大手造船会社3社の受注隻数
 
LNG
タンカー
コンテナ
特殊船
合計
大宇造船海洋
14
16
7
5
42
現代重工
25
51
50
20
146
サムスン重工
13
15
13
3
44

特殊船は軍艦だろうか?特殊船にはバルク船も入っている。
英クラークソン調べ

 

↓バルチック海運指数(海運価格の指数)
リーマンショック後、急激に海運市況が悪化、海運会社は運送コストを下げるため、超大型コンテナ船にシフト、中型船などを売却し、世界は船腹過剰状態が続いている。

リーマン前後に発注された大型船舶は、リーマン後の海運指数が回復せず、完成しても海運会社が引き取らず、大手は違約金を支払い発注契約解除し、造船会社は第3者へ赤字売却、中小の海運会社は引き取らず、違約金も支払わず、第3者へ投売りして損失を拡大させた経緯がある。韓国勢は韓国勢どうしで、価格を叩き合い受注しているのは以前から有名な話。

LNGは、米国がシェールガス(天然ガス)を貿易赤字の代償として力で各国に購入させていることから、LNG運搬船需要が増加し、LNG船については海運指数も上がっている。
それでも全体は指数は、米中貿易戦争、中国経済の低迷、欧州経済の低迷、新興国の低迷から、低空飛行している。
これで、米経済がズッコケた場合、更なる海運指数は船腹過剰状態も続いており、大幅悪化することになる。

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[ 2019年1月17日 ]

 

 

 

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