アイコン 佐賀大・中山功一教授らバイオ3Dプリンターで皮膚細胞から人工血管作成 臨床へ

 

 

佐賀大医学部の中山功一教授(臓器再生医工学)らの研究チームは、人の皮膚細胞を使って立体的な組織を作り出す澁谷工業製「バイオ3Dプリンター」で人工血管を作製し、人工透析の患者に移植する臨床研究計画を蒲郡市民病院(愛知県)の審査委員会に申請した。

中山教授によると、皮膚の細胞だけを使ってバイオ3Dプリンターで作製した生体組織の移植は世界的に珍しいという。
 
今回の研究では、渋谷工業(金沢市)が開発し、医療ベンチャー「サイフューズ」(東京都)が販売するバイオ3Dプリンターを使用。
まず、患者の皮膚の細胞を培養し、約1万個の細胞の塊を作製。血管の三次元データに基づいて、この塊を生け花に使う剣山のような土台に串刺しにする。数日間で細胞が互いにくっつき、長さ約5センチ、直径約5~6ミリの人工血管ができる。
 
 人工血管は、人工透析の患者が血液浄化のために使う血管の分路(シャント)と置き換える。
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既存のシャントは樹脂製で内部が詰まって血流が悪くなる(狭窄)などの不具合が起こることや感染症のリスクがあるが、人工血管に替えれば血流が改善され、感染症リスクも大幅に減るとみられている。
 
審査委員会が計画を承認すれば、佐賀大医学部で患者3~5人に移植する予定。
中山教授は「人間の細胞だけで作られた人工血管は感染症を起こしにくく、透析で繰り返し注射針を刺されても自己再生できる」と話している。
以上、毎日新聞等参照
 
佐賀大は昔ながらの田舎大学だが、以前とは異なり、チャレンジ精神旺盛な学生や教授ら研究陣が多くなり、だんだん面白い存在になってきている。
一方、隣県の長崎大学は喫煙者の就業を認めない方針を打ち出し、喫煙者の採用をしないと発表している。タバコを吸わなくてすむストレスのない長崎大学・世の中であって欲しいものだ。

 

社名
澁谷工業株式会社
上場
東証一部
本社地
石川県金沢市大豆田本町甲58
創業
昭和6年3月
設立
昭和24年6月
代表者
取締役社長 澁谷 弘利
資本金
113億9,201万円(18/6期)
売上高
981億円【連結】(18/6期)
従業員数
3,458名【シブヤグループ】(18/6期)
事業内容
ボトリングシステム、ボトル包装システム、物流搬送システム、製薬設備システム、再生医療システム、エンジニアリング、生産管理システム、洗浄設備システム、環境設備システム、農業設備システム、食品加工システム、レーザ加工システム、ウォータジェット加工システム、水素ガス切断加工システム、半導体製造システムおよび医療機器の製作並びに販売
包装パッケージングプラント55、メカトロシステム31、農業用設備14、ほか、海外は30%
 
サイフューズ社概要
会社名
株式会社サイフューズ
代表者
代表取締役 秋枝 静香
設立日
2010年8月11日
所在地
東京都文京区本郷2-27-17 ICNビル 5A
資本金
1億円
事業内容
再生医療等製品の研究・開発・製造・販売
沿革
2010年8月
株式会社サイフューズ設立
2010年9月
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「橋渡し推進技術開発」に九州大学と共同で採択
2012年12月
三次元細胞積層システム機器レジェノバ®、Regenova®の販売開始
2013年4月
東京大学アントレプレナープラザに本社ラボ設置
2013年5月
投資家から約5.4億円の資金調達(Series A)を実施
2014年4月
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の委託事業「立体造形による機能的な生体組織製造技術の開発/細胞を用いた機能的な立体組織作成技術の研究開発」に採択
2014年4月
AMEDの委託事業「再生医療の産業化に向けた細胞製造・加工システムの開発/ヒト多能性幹細胞由来の再生医療製品製造システムの開発」に採択
2015年2月
投資家及び事業会社から約14億円の資金調達(Series B)実施
2015年5月
アジア・アントレプレナーシップ・アワード2015優勝
2017年7月
AMEDの委託事業「革新的医療シーズ実用化研究事業/バイオ3D プリンタにより作製した三次元神経導管(Bio 3D Conduit)を用いた革新的末梢神経再生法の臨床開発」(代表:京都大学)へ参画
2017年8月
大学発ベンチャー表彰2017にて科学技術振興機構理事長賞を受賞
第15回産学官連携功労者表彰にて日本学術会議会長賞を受賞
2018年2月
公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する「平成29年度 次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業」に採択
2018年8月
事業会社及び投資家から約15億円の資金調達(Series C)を実施
2018年9月
NEDOが実施する「研究開発型ベンチャー支援事業/企業間連携スタートアップに対する事業化支援」に採択
2019年1月
三次元細胞積層システム機器スパイク®、S-PIKE®の販売開始
2019年2月
JAPAN VENTURE AWARDS 2019にて中小機構理事長賞を受賞
 
↓人の肌からバイオ3Dプリンターで作った人工血管
長さ約5センチ、直径約5~6ミリ
0424_08.jpg

 
[ 2019年4月24日 ]

 

 

 

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