1~3月半導体売上高▲12.9%減 うちメモリは▲25%減と急減
1~3月期半導体ランキング/IDC版
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2019年
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前年同月比
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億ドル
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用途
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1位
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インテル
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-0.3%
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158
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CPU
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2位
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サンスン電子
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-34.6%
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122
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DRAM・NAND
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3位
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SKハイニックス
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-26.3%
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60
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DRAM・NAND
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4位
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マイクロン
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-22.5%
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56
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DRAM・NAND
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5位
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ブロードコム
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46
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NW通信チップ
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6位
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クアルコム
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37
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モデムチップ
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市場合計
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-12.9%
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1,012
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メモリ市場の売上高は10~12月比でDRAMが▲26.1%減、NANDが▲23.8%減。
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市場調査会社IHSマーキッドの調べによると、世界半導体業界の1~3月期の売上高は1012億ドル(約11兆円)だった。前年同期比で▲12.9%減少した。
IHSマーキッドは「四半期別の売上高で見ると、2009年4~6月期以来の大幅減少となった」とし「1~3月期の半導体市場で勝者はいなかった」と説明している。
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世界のメモリ市場を寡占する3社の売上不振の理由はメモリ不況のためとみられる。
IHSマーケットによると、メモリチップ市場は1~3月期の全体売上高が昨年10~12月期に比べ25%減少した。具体的にはDRAMが26.1%減、NAND型フラッシュメモリーが23.8%減。
パソコン用中央処理装置(CPU)が主力商品のインテルは同期間、売上高が▲0.3%減だった。インテルの1~3月期の売上高は158億ドルと、世界半導体企業で最高だった。
IHSマーケットの研究員は「メモリ不況による業績悪化の影響を受けなかったインテルが1~3月期の半導体市場でトップだった」とし「昨年10~12月期にサムスン電子を抜いて2期連続でトップになった」と説明した。
ただ、「マイクロプロセッサー事業は、パソコン、エンタープライズおよびクラウド部門の需要減少と在庫の増加で沈滞の影響から抜け出せなかった」としている。
これら企業に続いてネットワーク装備用通信チップを生産するブロードコム(46億7400万ドル)が5位、アプリケーションプロセッサ(AP)・モデムチップなどモバイルチップが主力事業のクアルコム(37億5300万ドル)が6位となった。ブロードコムとクアルコムはともに米国基盤の半導体企業で、トランプ政権のファーウェイ(華為技術)制裁に応じており、その影響が5月以降出てくるものと見られる。
第1四半期のDRAM価格は、PC DRAM市場で前四半期比▲20%以上の下落、サーバーDRAM市場では同30%近い大幅な下落。
第2四半期の主要DRAM製品の契約価格は、第1四半期から平均▲15%低下しており、下半期についても、世界的な政治および経済的な要因による不確実性が、需要の伸びを抑制し続けるとの見解を示している。メーカーは生産調整に入っているものの、現在の生産調整幅では在庫増の消化に時間がかかると見られ、このままでは2019年末までに前年比で半額になると見られている。
5月から米中貿易戦争が激しくなっており、ファーウェイ制裁のようなメーカー単位ではなく、中国に対し全面的な輸出制裁が取られる可能性もあり、需要低迷は深刻になるおそれもある。
[ 2019年5月30日 ]