アイコン 5月の米ISM製造景況感52.1 米中貿易戦争勃発により低迷鮮明化 今度はメキシコも

 

 

米供給管理協会(ISM)が6月3日発表した5月の製造業総合景況指数は、市場の予想外に低下し、2016年10月以来の低水準となった。
トランプ大統領が仕掛けた中国との貿易戦争が経済の重しになりつつある兆候が示された。トランプ政権は自ら尻に火を付け、消しにかかり成果を挙げる手法が、すでオバマ政権のせいにする時期は超え、通用しなくなっている。

米中貿易戦争の激化、
2018年7月340億ドル25%の追加関税賦課の制裁、
8月160億ドル25%、
9月2000億ドル10%、
2019年5月10日2000億ドル10%を25%に、
2019年6月か7月までに残る3000億ドルにつき25%実行予定

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それに加え、5月末には、ヒステリックにいきなりメキシコに対して、不法移民政策をメキシコに求め、交渉しだいでは、10月の25%まで毎月5%ずつ関税を引き上げると表明、メキシコとは昨年11月、改定NAFTAで合意したばかりであり、米製造業も米消費者も打撃を受け、交渉しだいでは、もう手を付けられない状態に陥っている。

メキシコからの不法移民問題は、担当を極右のスティーブン・ミラー大統領補佐官にさせており、メキシコ壁が公約でもあり、トランプ氏は彼の言いなりになっているようだ。敵を作ることとゴルフが大好きなおっさん。

ISM製造業PMI
5月52.1、4月52.8、3月55.3、2月54.2/2018年8月61.3
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製造業生産指数(年換算値)4月▲0.2
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米設備稼働率 4月77.9
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[ 2019年6月 4日 ]

 

 

 

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