アイコン 4月の経常収支1兆7千億円の黒字

 

 

財務省が6月10日発表した4月の国際収支=経常収支報告によると、日本の経常収支は1兆7,074億円の黒字だった。
黒字となるのは58ヶ月連続だが、その金額は前年同期比で1,791億円減少した。

これは海外との貿易でどれだけ稼いだかを示す「貿易収支」が、前年同月より6,604億円減少して赤字に転落したことが主な要因。

景気が減速する中国向けが落ち込んで輸出額が減少した一方、原油価格が上昇したことから輸入額が増加し、差し引きに当たる貿易収支が悪化した。

一方、海外との配当や利子のやり取りでの稼ぎを示す「第一次所得収支」は2兆1,303億円の黒字で、海外の子会社からの配当が増えたことなどから、黒字額は前年同月と比べて1,868億円増えた。

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貿易収支▲982億円の赤字の内容は、
(1) 輸出:6兆6,589億円(確報値:前年同月比▲1,633億円[▲2.4%]減少、数量:同▲4.3%減少、価格:同+2.0%増加)
「商品別」では、
半導体等製造装置(同▲350億円[▲15.1%] 、数量:同▲15.4%)、
船舶(同▲258億円[▲19.7%]、数量:同▲5.8%)、
半導体等電子部品(同▲194億円[▲5.7%])等が減少。
「主要地域別」では、対アジア(同▲1,211億円[▲3.3%])等が減少。

(2) 輸入:6兆6,021億円(9桁速報値:前年同月比+4,008億円[+6.5%]増加、数量:同+4.1%増加、価格:同+2.3%増加)
「商品別」では、
原粗油(同+921億円[+13.8%] 、数量:同+4.9%)、
電算機類(含周辺機器)(同+388億円[+25.3%] 、数量:同+18.3%)、
通信機(同+233億円[+11.6%])等が増加。
「主要地域別」では、対アジア(同+1,443億円[+4.9%])等が増加。
以上、財務省発表資料に基づく

5月の国際収=経常収支
 
金額
前年同月比
貿易・サービス収支
4,109億円
5,307億円
(赤字転化)
 
貿易収支
982億円
6,604億円
(赤字転化)
輸出
6兆3,880億円
2,436億円
(▲3.7%減少)
輸入
6兆4,862億円
4,168億円
(+6.9%増加)
サービス収支
3,127億円
1,297億円
(赤字幅縮小)
第1次所得収支
2兆1,303億円
1,868億円
(黒字幅拡大)
第2次所得収支
120億円
1,648億円
(赤字幅縮小)
経常収支
1兆7,074億円
1,791億円
(黒字幅縮小
第1次所得収支:海外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支
第2次所得収支:対価を伴わない官民の無償資金協力など受払収支

 
[ 2019年6月10日 ]

 

 

 

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