アイコン 6月のNY連銀製造業景況指数 トランプ初のマイナス ▲8.6

 

 

6月の指数は、2016年10月以来の低水準かつ同月以来初のマイナスだった。
ブルームバーグがまとめたエコノミスト36人の予想は5~15で平均値は11だった。

まあ、トランプ大統領はフェイク指数だと断じて相手にもしないだろう。

ただ、2000億ドル制裁は中国から輸入する多くの部品・部材や消費関連製品が含まれており、25%関税をかけられたら、部品の調達価格は跳ね上がり、販売価格に転嫁しない限り採算が合わなくなることだけは確か。6月は製造業者の意気消沈指数だろう。

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<全米住宅建設業者指数も低調>
全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した6月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は64と、5月の66から低下した。
ロイターがまとめたアナリスト予想は67だった。
NAHBのグレッグ・ウガルデ会長は「一戸建て住宅の需要は引き続き堅調だが、建設業者は依然として開発費および建設費の上昇や貿易摩擦を巡る懸念を指摘している」と述べた。
一戸建て住宅の販売指数は72から71に低下。潜在的な住宅購入者の見方を示す指数も49から48に低下した。
向こう6ヶ月間の住宅販売予測指数は5月の72から70に低下した。
以上、

指数の多くでマイナスにぶれ出せば、心理的にも歯止めが利かなくなってくる。トランプが大鉈を振るう3000億ドルの追加制裁の賭けは、クリスマス商戦を直撃し、頼りの消費(GDPの70%)へも悪材料となる。

トランプはすでに中国が降伏するまで制裁を強化し続けるしかなくなってきている。
トランプの激情型の感情と自らが強硬派ばかりにしてしまったスタッフが合体してしまっている。
3000億ドルの次はファーウェイ制裁を中国企業全体に広げることになる。
しかし、それは米国企業や消費者を道連れにしてしまい、米経済を破壊してしまうことだろう。当然、中国と米国・中国の影響下にある東南アジアへ影響は必至で、日本や韓国も道連れになり、世界経済も沈没してしまう。
喧嘩をエスカレートさせてしまい、刀まで持ち出し、それも刀の鞘を捨てて真剣勝負に出てしまったトランプ、刀の納めようがなくなっている。斬るか斬られるかだが、ともに重症を負い、下半身不随で寝込むしかなくなる。

 
[ 2019年6月18日 ]

 

 

 

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