アイコン 韓国産業相 フッ化水素全数調査完了 大量発注分については触れず

 

 

韓国の成允模産業通商資源相(産業相)は9日、フッ化水素の輸入業者への全数調査を行い、北朝鮮などへの流出はないことを確認したという。

当然のことだろう。あると言えば、世界に自分の国は、国連制裁違反を犯しましたと自供するようなものだ。
ましてや、あったとしても直接輸出することはなく、ロシアの港などを迂回させているはずだ。北朝鮮石炭をロシア産として国営の韓国電力が購入していたときのように。
韓国へは、密輸などとは関係なしに北朝鮮へ出入りする海外の貨物船が頻繁に出入りしていることも事実だ。

成産業相は、全数調査を行ったのであれば、韓国の輸入企業が、日本への申請どおりに利用したのかどうかも発表すべきだ。
日本側は、「一時的に大量に発注がかかり、その分の行方が不明となっている」と公表している。
成産業相は、そのことについては一切触れず、「国連制裁違反はしていない」とだけ述べ、「日本は根拠のない主張を即時やめるよう望む」と強弁している。

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成産業相は、日本政府に対し、韓国民に対し、韓国企業が日本へ大量に発注したフッ化水素をどのようにしたのか、どこにやったのか説明すべきだ。
そうした懐疑がなくなるまで、韓国のホワイト国除外の日本の時計は止まらない。

日本の世耕経産相も、半導体等製造材料3品のうちフッ化水素(=エッチングガス)は、申請外に利用された可能性が高いとして規制強化したとしている。
韓国政府は、3品の規制強化に対して協議を日本政府に申し入れたが、経産相は協議に馴染まず、要請を断るとし、実務レベルでの説明会ならば開催しても良いとしている。しかし、その説明会をいつするのかについては言及していない。

日本政府は、これは韓国に対して経済制裁したわけではなく、韓国に対する特恵扱いを解除しただけだとしており、特恵を解除したのは輸入申請に虚偽が生じているからだ。

日本政府は韓国政府に対して、1965年協定に基づく協議開催要請を1月9日に行ったが、韓国政府は、いまだ無視し続け、何の返事もしていない。
経産相のように協議要請を断れば、次の段階へ進められようが、韓国政府に日本政府は無視され続けている。
韓国文政権は1965年条約、それに付随する協定そのものを否定しているかのように日本政府無視を決め込んでいる。
当然、そうした長期にわたる無視行為は、国家としての日本の最低限のプライドをも大きく毀損させる結果を招いている。


 

 
[ 2019年7月10日 ]

 

 

 

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