韓国からの訪日客減少は3つの要因 訪日/訪韓観光客数推移 年別・月別
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韓国は大統領挙げてのジャパンボイコットのお祭り騒ぎ。
中国は、尖閣問題での破壊活動の教訓を得たのか、米中貿易戦争により米企業製品のボイコットが水面下で行われているものの、大きくならないように抑制させコントロールしている。
韓国は大統領はじめ、与党のともに民主党が全国挙げて、国民に対して直接、強力に煽っている。韓国のほとんどの道市町村は与党の民主党員が首長を務めており、文政権に忖度・連動している。
国民性といえば一言だが、それだけ閉鎖的だということにもなる。今や5100万人の人口の過半が海外旅行に出かける国でありながら、海外から何を学んで来たのだろうか。
少なくとも1980年から成長がストップしているようだ。
<韓国からの訪日客数減の原因>
1、経済疲弊
6月までの韓国からの訪日客の増加のほとんどは若い世代、その若い世代を経済低迷が襲っている。就職を諦めた人たちを合わせれば、若い人たち(15歳~29歳)の未就労者は30%を超えてきている。
韓国に非常に多い零細企業に勤めている人もこれまでに失業したり、フルタイム勤務が時間制勤務に切り替えられ、最低賃金が2年で29.2%も上がったものの、逆に収入が減っている人たちが多い。
そうしたことが、人口が限られる中、異常に増加してきた韓国からの訪日客の減少の原因ともなっていた。
2、為替・ウォン安
また、海外旅行する人たちにとって為替ウォン安は痛いが訪韓客には朗報。
1年前に比べドル高ウォン安、7月末に米国が政策金利を下げ、主要通貨に対して切り下げているにもかかわらず、韓国ウォンは下がり続け、ここ数日、一生懸命韓銀が買い支えている。それでもマジノ線の1200ウォンを超えてきている。
(8月上旬の1214ウォンは昨年8月のドルとは▲8.3%のウォン安/円に対しては▲11.2%のウォン安)
これは韓国経済を主導する貿易収支の悪化などにより、経済低迷を反映したものであり、日本が関係した問題ではない。
ウォン安は、訪韓客には朗報となるが、中国は元安もあり、8月10日現在1元は171.96ウォン、昨年8月は163ウォン台と比較して▲5.5%のウォン安にとどまる。
(米国から再三再四為替操作していると文句を言われる中国よりも現在の韓国はさらにウォン安になっている。これ以上のウォン安を回避するため韓銀が買い支えている。あまりにも下がり米トランプさえ何も言わない。韓国経済の疲弊から海外からの投資金(=証券+債権+不動産)が逃げ出していることにウォン安が起因している。政権まで反日でいつまでも大騒ぎし、外国人投資家が不安がり逃げ出している。)
3、日韓問題・日本の戦略物資3品規制
7月4日からは、戦略物資の日本の3品規制が始まり、同時に韓国をホワイト国から除外することを検討、8月5日に閣議で8月28日から韓国をホワイト国(新制度ではAランク/4段階)から除外し、新制度のBランクにすることを決定した。
それに対して文大統領は5日、国民に向け「(日本は)加害国でありながら、盗人猛々しい」と74年経っても被害者意識を前面に押し出し、韓国民を煽った演説をなした。
当然、それまでに、左派の文大統領の側近たち、大統領府には学生運動上がりの市民活動家が多く採用されており、そうした関係する市民運動組織が反日に動き、反日ボイコットを叫び、今や手が付けられない状態に陥っている。
訪日旅行をしたくとも周囲から非国民扱いされることから、行けない普通の人たちも多くいる。愛国を通り過ぎて自ら火達磨になっており、まるで戦中の日本のようでもある。
<韓国旅行者の特徴>
韓国の若い旅行者の特徴は、国内旅行の感覚で個人旅行・友人たちと日本に遊びに来ており、エアビーなどの民泊や安価なビジネスホテルを利用するケースが多い。和食やラーメンが大好き。
特に近い福岡は打撃となろうが、元々福岡は宿が取れにくい状態にあり、改善されるものと見られる。相変わらず中国からのお客さんも多く、最近は韓国・中国以外からの観光客も急増しており、大きな影響はない。
<今年の日本からの訪韓客は過去最高の予定だった>
韓国観光協会は今年7月4日、上半期の動向から日本からの訪韓客数が今年は過去最高の353万人に達すると発表し大喜び、大幅な円高ウォン安もあり、達成することも確実視されていた。
ここ数週間で韓国LCCの日本行きが急減し続け、足がなくなり、訪日客も大きく減ってきている。LCC機の減少は当然、日本からの訪韓客も減ることを意味し、やっと昨年、2017年の中国のTH AAD制裁により減少した観光客数が、大幅に回復してきた中、日本からの訪観客の増加も大きく貢献する中、また逆戻りする可能性もある。
韓国の報道では、すでに韓国のホテルでも日本からの訪韓客によるキャンセルが増加してきているという。
これまでの韓国からの訪日客は、日本の観光地と和食が海外誌に多くの取り上げられるようになり、特にTHAAD韓国制裁で行き場を失った中国人観光客が日本へシフト、漢字圏の異国としてネットや報道で盛んに取り上げられ、+欧米の著名な観光誌に取り上げられ続け、それに刺激された韓国の若者たちが激増したことにある。
2015年44.7%増、16年27.3%増と人口からしてどう見ても異常な大ブーム、トレンド化していたものと見られる。当然、そのブームの反動要因に、韓国経済の疲弊、さらに大幅ウォン安も加わり減少することは必然となっていた。
<日本の戦略物資の韓国向け輸出、管理強化>
今回の日本の3品輸出規制に始まる貿易問題は、経済疲弊の中、大統領府+与党国会議員+地方公共団体+国民挙げての反日運動(ボイコットジャパン、ビジットジャパン)、しかし、そのブーメラン現象による日本からの観光客数減で、さらに韓国経済を疲弊させることになる。
それも日本の総意ではなく、安価な韓国のLCCの大幅減便により減少する。
文大統領および与党のともに民主党は、来年4月の総選挙まで、燃え上がらせた国民を引きずりまわすしかない。結構長丁場だ。
韓国民に対して虚偽公表が常態化してきた文政権、足下の経済も状況を正確に公表すべきではないだろうか。
(大統領は昨年8月、自ら就任させた統計庁長官を政権に忖度しなかったとして突然首にした。文政権に不利になる統計数値の公表は一切禁止状態、仁川はハブ空港、乗り継ぎで一時入国する人たちも多く、観光公社の数値も忖度されている可能性すら?)
米中貿易戦争の更なる激化により韓国経済が持つか、
国民の不満が今日・明日の飯に向かうか。
偏狭な民族主義に浸り続けるか。
・・・それは韓国民が選択すること・・・。
日本のセイにして、被害妄想に耽れるだろうが何も解決しない。
経産省は、今月28日、Bクラスになった韓国への戦略物資輸出につき、個別審査品を少なくすべく、文政権に求めたキャッチオール規制の一元管理の法制化は、文政権は聞く耳持たず、レーダー照射問題同様、逆にキャッチオール規制でも日本批判を展開する有様、28日次第では収拾の付けようもなくなる。
韓国では過去4年間で戦略物資の不正輸出が156件あったと今年6月の国会で報告されている(月平均3.25件/当然摘発された分のみ)。
訪韓者数推移
|
||||||||
韓国観光公社版/単位:千人/前比は前年比
|
||||||||
|
全訪韓者数
|
中国から
|
日本から
|
日中以外
|
||||
|
客数
|
前比
|
客数
|
前比
|
客数
|
前比
|
客数
|
前比
|
12年
|
11,139
|
13.7%
|
2,836
|
27.8%
|
3,418
|
3.9%
|
4,883
|
|
13年
|
12,175
|
9.3%
|
4,326
|
52.5%
|
2,747
|
-19.7%
|
5,100
|
4.4%
|
14年
|
14,202
|
16.6%
|
6,127
|
43.1%
|
2,280
|
-17.0%
|
5,794
|
13.5%
|
15年
|
13,230
|
-6.8%
|
5,980
|
-2.3%
|
1,837
|
-19.4%
|
5,412
|
-6.6%
|
16年
|
17,200
|
30.0%
|
8,068
|
34.9%
|
2,297
|
23.4%
|
6,834
|
26.2%
|
17年
|
13,340
|
-22.7%
|
4,170
|
-48.3%
|
2,311
|
0.6%
|
6,858
|
0.3%
|
18年
|
15,346
|
15.1%
|
4,789
|
14.9%
|
2,948
|
27.6%
|
7,608
|
10.9%
|
韓国旅行者のカード決済と航空便
|
|
|||
韓国大手8社のカード決済額/億ウォン
|
仁川⇒日本
|
|||
週
|
日
|
決済額
|
前年同期比
|
乗客数
|
7月1週
|
1~7
|
223.2
|
19.3%
|
11.4%
|
2週
|
8~14
|
210.3
|
13.1%
|
3.5%
|
3週
|
15~21
|
190.3
|
-0.4%
|
0.0%
|
4週
|
22~28
|
189.4
|
-5.3%
|
-1.4%
|
5週
|
29~8/4
|
161.1
|
-19.1%
|
-10.8%
|
・大統領府は日本圧迫に不買と訪日客カードを切っている
|
||||
・1ウォンは0.0875円
|
韓国からの訪日客と日本からの訪韓客
|
||||||||
|
韓⇒日
|
日⇒韓
|
合計
|
韓国全体
|
備考
|
|||
2000年
|
万人
|
前年比
|
万人
|
前年比
|
万人
|
万人
|
前年比
|
|
07年
|
260
|
|
224
|
|
484
|
|
|
|
2008年
|
238
|
-8.5%
|
238
|
6.3%
|
476
|
517
|
|
リーマン・ショック
|
2009年
|
159
|
-33.2%
|
305
|
28.2%
|
464
|
693
|
13.4%
|
|
2010年
|
244
|
53.5%
|
302
|
-1.0%
|
546
|
867
|
12.5%
|
|
2011年
|
166
|
-32.0%
|
329
|
8.9%
|
495
|
980
|
11.3%
|
東日本大震災
|
2012年
|
204
|
22.9%
|
352
|
7.0%
|
556
|
1,113
|
13.7%
|
竹島上陸
|
2013年
|
246
|
20.6%
|
275
|
-21.9%
|
521
|
1,217
|
9.3%
|
ウォン高円安
|
2014年
|
276
|
12.2%
|
228
|
-17.1%
|
504
|
1,420
|
16.6%
|
|
2015年
|
400
|
44.9%
|
184
|
-19.3%
|
584
|
1,323
|
-6.8%
|
MERS感染拡大
|
2016年
|
509
|
27.3%
|
230
|
25.0%
|
739
|
1,720
|
30.0%
|
前年末慰安婦合意
|
2017年
|
714
|
40.3%
|
231
|
0.4%
|
945
|
1,334
|
-22.7%
|
北ミサイル/THAAD
|
2018年
|
753
|
5.6%
|
297
|
19.0%
|
1,050
|
1,534
|
15.1%
|
平昌・米朝首脳会談
|
2019年上
|
386
|
-3.6%
|
165
|
26.6%
|
551
|
843
|
17.0%
|
韓・経済疲弊
|
19年7月
|
|
|
|
|
|
|
|
3品規制・ボイコット
|
・数値は、韓国観光公社+JNTO/2,019年上は上半期1~6月の累計値
|
<韓国からの訪日客数推移>
韓国からの訪日客数推移/JNTO版
|
||||||
|
2017年
|
2018年
|
2019年
|
|||
|
訪日客数
|
前年比
|
訪日客数
|
前年比
|
訪日客数
|
前年比
|
1月
|
625,400
|
21.5
|
803,816
|
28.5%
|
603,400
|
-5.8%
|
2月
|
600,000
|
22.2
|
708,318
|
18.1%
|
566,600
|
-11.3%
|
3月
|
488,400
|
30.6
|
619,196
|
26.8%
|
585,600
|
-5.4%
|
4月
|
554,600
|
56.8
|
638,523
|
15.1%
|
715,800
|
1.1%
|
5月
|
558,900
|
85.0
|
640,365
|
14.6%
|
779,400
|
-3.6%
|
6月
|
568,900
|
63.8
|
606,162
|
6.6%
|
611,900
|
0.9%
|
7月
|
644,000
|
44.1
|
607,953
|
-5.6%
|
|
|
8月
|
620,900
|
35.3
|
593,941
|
-4.3%
|
|
|
9月
|
556,900
|
29.3
|
479,733
|
-13.9%
|
|
|
10月
|
620,936
|
38.1
|
571,176
|
-8.0%
|
|
|
11月
|
622,604
|
45.8
|
588,213
|
-5.5%
|
|
|
12月
|
678,905
|
37.3
|
681,566
|
0.4%
|
1~6月
|
|
年計
|
7,140,165
|
40.3%
|
7,538,952
|
5.6%
|
3,862,700
|
-3.9%
|
2011年
|
1,658,073
|
-32.0%
|
|
東日本大震災
|
||
2012年
|
2,042,775
|
23.2%
|
李大統領竹島上陸
|
安倍政権誕生
|
||
2013年
|
2,456,165
|
20.2%
|
|
|
||
2014年
|
2,755,313
|
12.2%
|
|
|
||
2015年
|
4,002,193
|
45.3%
|
MERS
|
慰安婦合意
|
||
2016年
|
5,090,400
|
27.2%
|
|
|
||
2017年
|
7,140,165
|
40.3%
|
左派文政権誕生
|
北朝鮮ミサイル乱発
|
||
2018年
|
7,538,952
|
5.6%
|
経済失策・低迷
|
元徴用工判決
|
[ 2019年8月13日 ]