アイコン 日本も目論む集団免疫 60%感染させなければ達成できない


急速に広がる新型コロナウイルスへの対策として、世界中の国々が職場や学校、人が集まる場所を閉鎖し始める中、英国が3月13日に発表した戦略は波乱を呼んだ。
英国は初め、多くの人が集まるイベントの禁止や移動制限などの厳しい措置を採用しないことを選択した。
ウイルスを完全に叩きのめすのではなく、段階的な制限によって抑え込んでいくという戦略に、医療関係者の多くは驚いた。

この戦略は、「十分な数の人が軽く発症し、免疫をつけること」による「集団免疫」の獲得を狙ったものだと、英国政府の首席科学顧問パトリック・バランス氏は同日に英テレビ局スカイ・ニュースで語った。

もし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリスクがそれほど高くなければ、ウイルスを野放しにして早々に集団免疫を達成する手もあるだろう。

しかし、実際にそうしたシナリオをとった場合、入院や集中治療を必要とする人が大量に発生し、医療サービスの収容能力を超えてしまうことがわかっていた。

英インペリアル・カレッジ・ロンドンは、アウトブレイク(集団感染)で病院がどれだけひっ迫するかを公表した。

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それを受け3月16日、英国は突如方針を変え、他人と一定の「社会的距離」を保つ対策を新たに導入。
ジョンソン英首相は20日以降、全てのパブ、レストラン、ジム、映画館を閉鎖するよう指示した。

それでも、集団免疫が新型コロナウイルスの抑制に果たす役割を問う意義はある。それは、ワクチン開発の成否や、あるいは社会的距離をとる措置を解除したときに、再び感染が拡大するかどうかに関係しうるためだ。

集団免疫とは何か
ウイルスはひそかに感染する。変装して宿主の細胞に侵入し、免疫が反応するより早く活動を始める。細胞は、病原体がいることに気が付くと、免疫系に向けて警報を発する。しかし、ウイルスは一足先にスタートしているため、免疫系が追いつく前に増殖し、新しい宿主に感染することができる。

細胞の中でウイルスへの免疫反応が開始されるには24時間程度かかると、英エディンバラ大学ロスリン研究所のウイルス学者エレノア・ゴーント氏は説明している。本格的な免疫反応が起きるまでには、さらに3日ほどかかることがある。
そうすると、わずか8時間程度で自己複製できるインフルエンザのような呼吸器ウイルスは、だいぶ優勢となる。
初めてかかる感染症で大変な思いをすることが多いのはそのためだ。

だが、免疫系も2度目はそう簡単にだまされない。
一度侵入者を退治したなら、その病原体専用の武器を用意しておき、再び現れた際に直ちに対応できるようにするからだ。
だから、2度目にやってきたウイルスが、そこまで有利なスタートは切れない。
免疫を持っている人は「感染を広げない不発弾」だと話すのは、インフルエンザに対する免疫を研究している米シカゴ大学のケイティー・ゴスティック氏。ウイルスが人から人に感染しなくなれば、流行は徐々に沈静化し終息すると氏は説明している。
以上、

但し、一度感染した人の抗体がどれほどの期間、防疫抗体能力を発揮することができるかなど未知数、インフルエンザウイルスに対しては毎年ワクチン接種が必要だ。

韓国では12日までに111人の再発者が生じている。
再発者は中国でも報告されている。
WHOは検証されず導入するのは危険だとしている。
中国・武漢市の医師は、再発するのは、細胞系統ではなく、免疫系等にウイルスが残っている可能性があり、そのウイルスが徐々に勢力を盛り返し、再び細胞を攻撃して、再発させている可能性があると発表している。
これまでの隔離解除条件は、PCR検査を1日あけて2回検査し、2回とも陰性だった場合、陰性化したとして隔離を解除することができるとしていた。

武漢の医師によると、PCR検査2回での陰性化に加え、難しくもない免疫検査を行うべきだとしている。
その上で抗体の有無を調査すべきだろう。中国や韓国では感染した健康体の人から、血液をもらい、血小板治療も行われ、症例数は少ないが重症者に対して好結果を生んでいる。

集団免疫構想をTVで堂々と喋る一応感染症の専門家もいる。こうした輩を登場さるTV局は何を画策しているのだろうか。
日本の場合、集団免疫で終息させるには7500万人を感染させなければならない。地獄絵を見たいのであろうか。それとも現代版姥捨山、高齢者を処理したいのだろうか。国会議員ではあるまいし。

[ 2020年4月14日 ]

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