アイコン 長崎クルーズ船の148人の感染者 感染源は?


20日初めて感染者が出た乗組員623人乗りの大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」では25日までに乗組員623人全員の感染検査を実施、結果148人の感染者が出た。国は、残りの陰性者は船室に隔離しており、出身国が引き取るように要請し、帰国させる予定。

どうして短期間で148人もの感染者が出たのか。
それは、数名ずつ感染した食事を作る係と食事の配膳係が、最初もしくは感染者から感染し、早期に感染を拡大させたとしか考えられない。

20日に感染が確認された人が、最初の感染者だったかも分からない。
無症状感染者もしくは軽症感染者が先に感染し、20日に感染した人が2番目・3番目になる可能性もある。さらには無症状感染者が無症状感染者に感染させ、たまたま20日の感染者が発症した可能性もある。

国立感染症研究所のセンター長は「3月末ごろに船内で感染が発生し、比較的短時間で感染が広がったものと推測される。乗組員は個室で隔離されていて、これ以上、船内で感染が広がることはない」という見解を述べている。

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1月下旬、クルーズ船「コスタ・アトランチカ号」は修繕のため三菱重工長崎造船所香焼工場に停泊。乗客はおらず乗員623人のうち、通訳1人以外は外国籍。
3月13日、県内初の感染者が壱岐市で確認されたことを受け、長崎県はクルーズ船に対し3月14日から下船しないよう要請した。
しかし、その後も下船者がいたという。
(三菱重工長崎造船所が最初下船していないと嘘こいていた/病院へ行ったとの報道も)。

長崎県での感染者は
3月14日、福岡県に近い壱岐市で感染者が初めて1人確認され、
3月25日、長崎市に隣接する長与町で1人(外国から帰国の学生/他者に感染させたリスクは低い)
4月1日、佐世保市と(長崎市に近い)諫早市、壱岐市で各1人
4月2日、諫早市で東京の人が1人、別に佐世保市で2人、壱岐市1人
4月3日、壱岐市1人
4月4日、壱岐市1人
4月5日、壱岐市1人
4月7日、松浦市1人
4月10日、佐世保市1人
4月15日、長崎市で福岡の人が1人
4月16日、佐世保市で福岡から帰省の学生が1人
4月17日、佐世保市1人
の計17人となっていた。

同船から下船して病院へ行ったともされているが、どこの病院へ行ったのか、長崎にもステルス感染者がすでに多数潜んでいるのか、下船した人たちの記録簿はあると見られ、何か、わかると思われる。
ただ、センター長は20日に感染が確認された人より先に感染した人がいると見ているようだ。
それに加え、3月14日以降、同船には船外の同船関係者(海外)も乗り込んだとされている。
センター長は長崎市の感染状況からして、乗り込んだ外国人により、感染が広がったと見ているようだ。

県の担当者が具体的かつ明確に要請事項を記載した書面を三菱重工側と船長に交付したのか、不明な点も多い。こうしたときには、中度半端な要請は、包括的に逃げられようが危険である。

三菱重工長崎造船所も、担当者がよかろうと思って下船や乗船を許可もしくは黙認したろうが、結果、こうした感染症の大惨事になっている。
この間、外国船の修理を扱いながら、それも大量の乗組員が乗ったクルーズ船を扱いながら、社内で新コロナ感染症の怖さの教育をしてこなかったことになる。縁もゆかりもあるダイヤモンド・プリンセス号の惨事を目のあたりにしてきたにもかかわらず・・・・、いろいろ問題を抱えているようだ。


 

[ 2020年4月27日 ]

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