アイコン Dプリンセス号新コロナ 総括と感染者の51%は無発症者


ダイヤモンド・プリンセス号
総トン数:115,875トン
乗船者数:3,711人(乗組員1,045人+乗船客:2,666人)
船籍:英国
運航会社:米カーニバル社
1月20日:日本横浜港出航の東南アジア周遊クルーズ船
2月1日:新コロナ感染者乗船確認(香港当局、香港での下船客の感染発表)
2月3日:横浜港に夜帰港・船内隔離
2月18日まで隔離、その後順次解除
感染者:712人(感染確率19.1%)、うち無発症感染者318人(感染者の46.4%)
死者:13人(5月2日現在)
隔離解除者:651人(5月2日現在)
重篤者:8人(5月2日現在)

追、乗組員全員に対してのPCR感染検査は実施されていない(実施率は80数%)、
国立感染症研究所の報告では、PCR検査で判明した陽性者は672人であり、無発症者は318人で占める率は51%となっている。(公表されている712人の陽性者との差の40人は不明・・・17日引き取った米国発生分?)

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<隔離解除後の無症状感染者客室ウイルス検査結果>
これら無症状感染者の部屋から、ウイルスが検出されている。33室のうち21室でウイルスが確認され、ユニットバスの床、ベッドの枕、リモコン、トイレが21%~38%の確率で検出されている。

このことは、発熱など無発症者の67.7%(21人/31人)が感染力を有するウイルスを体外に放出していることになる。

日本の5月3日までに判明している有症+無症の感染者に対する無症感染者の比率は10.7%となっている。(但し、感染検査を濃濃厚接触者に絞り込んでおり、実際はその比率はかなり上昇する可能性がある)

シンガポールの研究グループは、症状が出る前にほかの人に感染した例があり、発症前の潜伏期間でも対策を取るべきだと指摘している。

ほかに体内のウイルスの量は、発症の数日前から増加しているという研究結果が報告されている。

WHOは、発熱など症状が出る3日から1日前にウイルスの検査で陽性となることなどから、潜伏期間中の感染は起こり得るとしている。

このため感染者との接触について、「症状が出る2日前から1メートル以内で15分以上接触した人」などと定義を見直した。
また厚労省も4月、「濃厚接触者」についての定義を、「発症の2日前から」と改めた。
以上、
日本では感染者の濃厚接触者の多くを健康観測措置を取る限り、見えてこない。

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[ 2020年5月 4日 ]

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