アイコン ベッド数が足りないはずはないが・・・


厚労省は10日、新型コロナウイルス感染症の入院患者向けに、都道府県が1日時点で確保したベッド数を公表した。
東京、石川は8割以上が患者で埋まり、逼迫した状況となっている。
全都道府県が確保できたのは計約1万4千床。感染拡大のピークに備え、各自治体が確保を目指す計約3万1千床の半分以下にとどまっていることも判明した。

政府は、新規感染者数や重症者を受け入れる医療提供体制が整っているかどうかなどを踏まえ、14日をめどに緊急事態宣言を一部解除する方針。
厚労省は1日時点の病床確保数と、4月28日時点の入院患者数を都道府県ごとにまとめた。
以上、

どうしてベッド数が逼迫しているのか不明。
確かに厚労省の発表数値は4月30日が現在感染者数のピークとなる10,048人だったが、5月10日には6,675人と激減している。重症以上の患者数も5月1日の328人がこれまでのピークで、4月10日には267人まで減少している。

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厚労省は、最近まで中等症も含め自宅隔離させる方針だったことから、軽症患者と中等症患者の区別を付けていない。埼玉県で自宅隔離の軽症患者がサイトカンストームで亡くなり、マスコミが騒いだことから厚労省は急遽、軽症患者は施設隔離や病院を基本とする通知をなした。

感染者が大量に発生している自治体では、医師と看護師がいるホテル等の隔離施設で無発症者や軽症発症者は陰性化するまで隔離すべきだ。
病室に余裕があれば無症や軽症感染者も陰性化するまで病院での隔離となる。
ただ、自治体はこれまで、無発症と軽症患者には自宅隔離を要請しており、実態は希望者には自宅隔離を容認している。

ベッド数が足りなくなると医療崩壊を吹聴するため公表したようだが、中等症患者数が公表されておらず、実際逼迫しているのかは不明。軽症感染者は自宅でも病院でもなく、ホテル等の隔離施設に収容すれば病院入院者数は減る。(中等症は酸素補給が必要な患者で病院入院が当然)

厚労省の現在感染者数によると、5月8日8,919人から集計方法を変更した5月9日00時現在(実際は8日現在)には6,451人に約2500人も激減している。
重症患者は267人となっており、無発症感染者が10%と仮定し645人、軽症+中等症感染者が残り5500人あまりとなる。
また、4月28日における現在感染者数に対する入院患者数の割合は63.8%で、9日に充当させれば、4100人前後となる。
中等症が多いとすれば、厚労省が感染検査を厳しく制限してきたことから、感染検査時点ですでに中等症以上になり、入院が長引いているものと見られる。
総じて、入院者は相当数減っているものと見られる。
4月30日や5月1日時点のベッド数の状況は、感染者が大幅に減り、また隔離解除者が大幅に増加している中、参考にならない。


スクロール→

 

10

9日集計変更

8

 

 

 

00時現在

12時現在

国内

感染者数

15,581

15,483

15,382

  当日

104

80

93

検査数

180,478

179,043

169,546

  当日

1,435

8,672

11,983

空港検疫

感染者数

151

151

150

検査数

32,949

32,125

31,638

チャーター帰国者

感染者数

15

15

15

検査数

829

829

829

合計

感染者数

15,747

15,649

15,547

検査数

214,256

211,997

202,013

当日検査数

2,259

9,159

12,389

国内陽性確率

7.2%

0.9%

0.8%

隔離解除者

8,293

8,127

5,906

重症者

267

266

287

国内死亡者

613

600

557

隔離解除率

53.2%

52.5%

38.4%

現在感染者率

42.8%

43.6%

58.0%

国内致死率

3.93%

3.88%

3.62%

現在感染者数

6,675

6,451

8,919

過去 1週間での陽性化率

3.43%

4.22%

7.51%

 

↓何を信用していいのか分からない厚労省の発表値

3月10日からこうした杜撰な報告が5月8日まで公表され、5月9日から大幅に改変された。

しかし、データベースが異なるとしても8日と9日の差異がまったく説明されていない。

累計感染者数より、隔離治療や隔離解除者および死亡者の合計数値が上回ることなどない。


スクロール→

厚労省発表分

5月8日午前12時現在

国内分

累計

当日

PCR検査数

169,546

11,983

感染者数(累計)

15,382

93

有症患者(累計)

9,224

70

無症状者(累計)

1,024

12

確認中

5,134

11

隔離治療状況

①要治療者

11,434

-339

  軽~中等症

5,122

-311

  重症以上

287

-13

  入院待機中

270

5

  症状確認中

621

-29

  症状有無確認中

5,134

11

②隔離解除者(累計)

5,889

760

③死亡数(累計)

557

6

++

17,880

 

・未確認要請者を除けば、無発症感染者確率は10.6%

・無発症者はどこに含まれているのだろうか

・厚労省の発表データは杜撰どころではない

 

4月29日の報道、

軽症者が自宅隔離を選択するケースが多いという。

無発症者も含め自宅隔離者が買物などで、無自覚にヒト・モノに近づいたり触れたりして接触感染させている可能性は否定できない。

パニック状況ではない限り、感染者はすべて自宅外で隔離すべきだ。


スクロール→

4月28日現在

入院者

5,558

施設隔離

862

自宅隔離

1,984

現在感染者数

8,711

自宅隔離

東京都

635

埼玉県

354

大阪府

332

自宅計

1,321

 

66.6%

 

[ 2020年5月11日 ]

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