アイコン 新コロナ 感染サルは再感染せず/米ハーバート大ら 血清療法の有効性検証


米ハーバード大学の医療センターなどの研究グループは、新型コロナウイルスを9匹のサルに感染させ、ひと月余りたってウイルスの遺伝子が検出されなくなったあと、サルの鼻や気管にウイルスを含んだ液体を注入して、経過を観察した。
結果、サルの体では、注入後からウイルスの遺伝子が速やかに減り始め、最も多い量を注入したものでも、2週間後には検出されなくなり、いずれも症状はほとんど見られなかったという。
血液を調べたところ、ウイルスの働きを弱める抗体の量が増えていることが確認され、研究グループは、抗体がウイルスの増殖を抑えて再感染を防いだと結論付けた。
ヒトでも同じことが起こるのかはまだわかっていないが、研究グループは「免疫反応を利用した予防や治療の可能性が示された」としている。
この研究成果は20日、米科学誌サイエンスに掲載された。
以上、

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武漢生物製品研究所などの研究チームは4月16日、新型コロナウイルス感染症の回復期にある患者から採取した血漿を武漢市の重症患者10人に投与したところ、全員が3日以内に症状の改善を示したと米科学誌に発表していた。

回復した患者の血漿や血清には、ウイルスに対する免疫抗体が含まれている。この治療法は血清療法と呼ばれ、SARSやMERS、エボラでも用いられ、効果が確認されている。
(無発症や軽症感染者が8割以上の新コロナ感染症、こうした人たちも免疫抗体を保有しており、採取して、大量に増加させ、投与すればワクチン並みの効果が期待されようが・・・、難しいのだろう)

なお、大阪大発バイオベンチャーのアンジェスは、新コロナウイルスに対するワクチン開発を進めているが、実験用サルを指宿で大量に飼育している新日本科学と提携している。こうした研究成果は早く発表した者の勝ちとなる科学の世界。アンジェスワクチンはどこまで進んでいるのだろうか。

 

[ 2020年5月21日 ]

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