アイコン 米イーライ・リリー 米国と中国で抗体治療薬の治験開始 新コロナ

 

 

米製薬大手イーライ・リリーは6月1日、カナダのアブセレラ・バイオロジクスと共同開発する新型コロナウイルス抗体薬が、人体への使用で安全性を確認する第1段階の臨床試験(治験)に入ったと発表した。

既存の薬の転用ではなく、新型コロナ向けに開発された抗体薬では世界で最も開発が進んだ例となる。
イーライ・リリーのモノクローナル抗体薬「LY-CoV555」は、新型コロナの回復患者から抽出した抗体がモデルとなっている。

新型コロナのウイルスがヒト細胞に侵入するのを妨げ、感染や重症化を防ぐ効果が期待される。
今回始まった治験では、ニューヨークとロサンゼルス市内の病院で新型コロナ患者に投与した。

治験結果は6月中に判明する見通し。

安全性が確認できれば、より多くの人に投与して効果を検証する第2段階の治験に進む。

同社は新型コロナ対策で複数の抗体薬を同時並行で開発しており、今後数ヶ月以内に順次、治験に入る見通し。実用化を見越し、年内の量産に向けた準備も進めている。

一方、イーライ・リリーと中国の上海君実生物医薬(ジュンシ・バイオサイエンシズ)は5月26日、新コロナの抗体治験薬の臨床試験を米中両国で第2・四半期に開始する計画を発表した。
ジュンシによると、両社は抗体治験薬1種類もしくは2種類の臨床試験を申請する計画。前臨床試験ではウイルスの不活性化で効果が確認されたという。


 

[ 2020年6月 2日 ]

 

 

 


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