ソフトバンク Armを4.2兆円でNVDAに売却
ソフトバンクグループは、4年前、3.3兆円という巨額投資で買収したイギリスの世界的な半導体設計開発会社「Arm」を、アメリカの半導体大手のエヌビディアに4.2兆円(400億ドル)で売却すると発表した。
SBGは「Arm」の株は傘下のビジョンファンドとともに全株保有している。
このうち2.2兆円あまりに相当する分は、エヌビディアの株式で支払われるということで、これによってソフトバンクグループはエヌビディアの株式の約6.7%~8.1%を保有する見込み。
ソフトバンクグループはArmの売却で、不動産事業会社への投資失敗と新コロナの影響などで悪化した財務基盤の強化を図るとともに、今後はエヌビディアの主要株主としてArmの成長を取り込むねらいがある。
一方、AI=人工知能に強みを持つエヌビディアは、Armの技術をいかして、今後、市場の拡大が期待できる自動運転やロボティクス、スーパーコンピューターの分野で競争力を高めるねらいがある。
以上、
SBはArmの再上場も検討していたが、ここに来て売却に至ったようだ。
エヌビディアは、
映像やゲーミングに用いられるグラフィックス処理や演算処理の高速化を主な目的とするGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を手がけ、
デスクトップパソコンやノートパソコン向けのGPUである「GeForce」、
プロフェッショナル向けでワークステーションに搭載される「Quadro」や「NVS」、
スーパーコンピューター向けの演算専用プロセッサである「Tesla」、
携帯電話やスマートフォン・タブレット端末向けのSoC(システム・オン・チップ)である「Tegra」を有している。
自動運転技術の開発にも力を入れている。
スクロール→
NVDA |
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代表者 |
ジェン・スン・ファン(社長兼CEO) |
資本金 |
100万米ドル(2020年1月期[1]) |
売上高 |
109.1億米ドル(2020年1月期) |
営業利益 |
28.4億米ドル(2020年1月期) |
純利益 |
27.9億米ドル(2020年1月期) |
総資産 |
173.1億米ドル(2020年1月期) |
従業員数 |
13,775人 |
決算期 |
1月最終日曜日 |
株価 NQ |
486.58ドル(9月11日) |
Armホールディングス (Arm Holdings plc) は、
プログラミングツールのARMアーキテクチャ、RealViewやKEIL、32ビット携帯の75%が採用。
システムおよびプラットフォーム、System-on-a-chip基板とソフトウェアなどの
開発会社。
コンピューターのコア技術を持つIT企業は強い。
日本は、国家経営者を権力欲しかないボケ老人たちに委ねていることから、ボケ老人たちは何も理解できず、米政府の言われるままにその芽さえ潰し、何も育たてなかった。世界は第4次産業革命、日本では少子高齢化・人口減少、それに対処できる明治維新の志士たちが今の日本に必要となっている。