アイコン 世界初「電動EVタンカー」 旭タンカー500トン2隻発注 2022年3月竣工


世界的に環境規制が厳しくなる中、温室効果ガスを出さずに電池だけで動く世界初の「電動タンカー」が日本で建造される。
重油を燃料とする現在のタンカーに比べて運航管理の負担が小さく、人手不足が深刻な船員の負担を軽減する効果も期待されている。
この「電動タンカー」は、川崎重工業が開発した電動システムを使って、四国の造船会社2社が2隻を建造する。
全長約60メートル、総トン数は499トン、電気自動車約100台分の容量があるリチウムイオン電池を搭載し、温室効果ガスを排出せずに動く。

完成予定は再来年・2022年3月、タンカーを発注した東京の海運会社「旭タンカー」によると、電気だけで動くタンカーは世界で初めてだという。

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商船三井グループの旭タンカー(東京)は昨年8月、三菱商事、エクセノヤマミズ、商船三井の4社の共同出資で、EV船開発会社「e5(イーファイブ)ラボ」を新設していた。

重油を燃料とする従来のタンカーに比べて建造の費用はかかるが、運航を管理する作業の負担が小さく、人手不足が深刻な船員の負担を軽減する効果も期待されている。
建造されたタンカーは東京湾で、船舶補給用の重油を運搬する計画で、災害時には沿岸の施設に電気を供給することも検討するという。

世界的に環境規制が厳しくなる中、自動車業界に続いて海運業界にも電動化の流れが本格的に広がるきっかけになるか注目される。
以上、

船舶では、日本でハイブリッド型は運航もなされ、潜水艦にもすでに用いられており、安全性も立証されている。暫くすれば、より安全で高出力の全固体電池も商品化される。
さらに小型化と高出力化が進化すれば、海水を吸い上げ、圧力をかけ、タービンを回した海水発電所を搭載した巨大タンカーや海水から水素を分離する装置を備えた燃料電池タンカーがお目見えするかもしれない。ともに完全クリーンエネルギーだ。
50年か100年もすれば、高圧電力が通信で供給されることにもなる。

[ 2020年10月 8日 ]

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