アイコン 中国ヨイショのドウテルテ 領土問題では中国けん制 フィリピン近海220隻滞留


フィリピン軍が南シナ海で数百隻の中国船舶を追い出すために、韓国から導入した軽戦闘機FA-50PHを出撃させたと韓国紙が報じている。比軍はFA-50PHを12機保有している。

中国はハエとも思わないだろうが。FA-50はロッキードマーチンが技術供与して韓国で生産している練習機(T-50)、価格パフォーマンスに優れ、仕様変更して軽戦闘機として東南アジアなどに輸出されている。
主要技術がロッキードマーチン製のため韓国からの輸出は米国の承認が必要となっている。韓国は中国の航空ショーで、T-50の曲芸飛行をしようとしたが米国からまかりならぬと言われT-50の参加はできなかった。

28日のロイター通信によると、フィリピン国防省は、南シナ海のウィットサン礁近くに停泊中の中国船220隻の即刻退去を要求するために戦闘機を出撃させた。同海域は、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にある。

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これについて、デルフィン・ ロレンザーナ比国防長官は声明で「軍用機を毎日送って主権巡察を行っており、状況を監視している」とし、「フィリピンの漁船を守るために海軍駐留を強化する」と述べた。
フィリピン海軍は、韓国の現代重工が建造したミサイル護衛艦(2600トン級)2隻も導入、1番艦は昨年7月に、2番艦は今月19日に就役させている。
ただ、相手は一応漁船、こうした艦艇は遠巻きにしか出動させないだろう。

中国船舶は、3月7日から群れを成し、調査しているとされるが、20日以上同海域に留まっている。

3月25日、バイデン米大統領は就任後初の記者会見で、今回の事態について「中国が南シナ海・東シナ海や台湾と結んだ協定、その他のすべてに関して、中国が責任を持って規則に従うことを明確にする」と述べた。

領有権紛争中のフィリピンとベトナム政府も中国に公式抗議した。
これについて中国は、駐フィリピン中国大使館を通じて「当該船舶は漁船で、荒波を避けて停泊しているだけだ」と反論した。
(南シナ海では、中国漁船団がいる辺りだけ20日以上荒れ狂っているようだ。衛星画像では雲もほとんどない好天が続き、中国漁船停泊海域も波は穏やか。
中国が初めて南シナ海の南沙諸島の島嶼を埋め立て要塞化した当初、1000隻あまりの漁船団を滞留させ、埋め立てた経過がある。南シナ海に神風が吹く夏以降になれば、皆中国へ逃げて帰る。埋め立てた要塞化した島嶼に220隻は係留・避難できないだろう。避難したとしても台風被害は避けられない。)

フィリピン軍は、韓国製のFA-50PH軽戦闘機が、ミンダナオ島のマラウィでのゲリラ掃討戦で味方陣地を誤爆、多数の死傷者が出たことから一時使用を禁止していた。
今回も中国漁船団を誤爆する可能性もある。韓国では最近でも国産ミサイルを誤発射させ自爆させていた。
領土問題は、中国寄りのドウテルテもフィリピンから吹き飛ばす可能性もある。
 


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[ 2021年3月29日 ]

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