アイコン 自らならず者になってきた中国 尖閣周辺ではレーダー切る フィリピン、台湾、南沙諸島


中国は、
台湾への挑発を繰り返している。先日は戦闘機20機の大編隊で台湾の防空識別権に侵入している。

フィリピンの南西部パラワン(Palawan)島バタラサ(Bataraza)の西方沖、約320キロに位置するウィットサン礁(Whitsun Reef)は、フィリピンのEEZ内であるが、中国が220隻の漁船団(民兵)を3月7日から20日以上居座らせ、いつでも埋め立てでも始める様相を呈している。当海域はフィリピンの漁船が漁業する海域であり、近海にはフィリピンやベトナムが実効支配する島嶼もあり、緊張関係を作り出している。一帯にはサンゴ礁の環礁がある。

南シナ海では国際司法裁判所の中国の領土・領海主張に対する無効判決を完全無視し、南沙諸島の7つ以上の島嶼を埋め立て、大型爆撃機が離発着できる3000メートル級滑走路を持つ大要塞を完成させ、戦闘機やらミサイルを配備、ほかの島嶼では駐屯地やリーダー基地を構築している。米軍のグアム・アンダーセン空軍基地や空母打撃艦隊を睨む橋頭堡にしている。

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日本の尖閣では、
尖閣諸島周辺の海域を航行する中国軍の艦艇が入れ替わる際、自衛隊や米軍に動きを察知させないためレーダーを切って航行しているという。実戦を想定した動きを強めているといえる。

こうした動きは尖閣諸島周辺の領海侵入を繰り返す海警艇と連動しており、防衛省は警戒・監視を強化している。
実戦を想定した動きを見せているのは、尖閣諸島北方約90キロの北緯27度線付近の海域を航行する中国軍艦艇。
この海域には常時2隻が航行しており、尖閣諸島周辺で活動する海警艇に不測の事態があった場合に備えているとみられている。
常に同じ艦艇が航行しているのではなく、一定の時間が経過すれば別の艦艇に入れ替わっている。

2、3年前から、この海域に向かう中国軍艦艇は出港時から水上レーダーや対空レーダーを作動させずに航行。海域に到着後にレーダーを作動させ、警戒・監視に当たるようになったという。
レーダーを作動させずに航行するのは、漁船や商船などとの衝突事故の可能性が高まる危険な行動。有事ではこうした行動をとるケースもあるが、平時には極めて異例だという。
自衛隊や米軍は、レーダー波を手掛かりに艦艇を識別しており、中国軍艦艇の動きは日米を攪乱する目的があるとみられる。

北緯27度線付近の海域を航行する中国軍艦艇が、いつ入れ替わったか分かりにくくすることで、中国海軍の全貌を日米につかませないようにする意図があるとの分析もある。
また、一部の中国軍艦艇は日本製の商船用レーダーを使用しているという。これも艦艇の識別を避けるための措置の可能性がある。

自衛隊と米軍はレーダー波による中国軍艦艇の識別のほか、偵察衛星などで動向を警戒・監視している。
ただ、軌道周回する偵察衛星は、東シナ海での中国軍艦艇の動きを捕捉できない時間帯もあり、中国側がこうした時間帯を見計らったかのように艦艇を出港させる動きもあるという。

政府は警戒・監視を一層強化する必要に迫られている

中国は、日本の南西諸島では、尖閣の海警艇や軍艦だけではなく、戦闘機による挑発飛行を繰り返している。そのため日本の自衛隊機は2019年だけでも675回も戦闘機をスクランブル発進させ、警戒に当たっている。

好戦国の中国は牙を剥き化けてきている。
日本を含む先進国が経済的に中国を利用してきた結果が、現在の中国でもある。

 

[ 2021年3月30日 ]

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