福岡薬院の老朽分譲マンション「パール福岡」建て替えへ　容積率３倍に　４２戸増１３０戸へ

旭化成不動産レジデンス（株）は１３日、築４７年の分譲マンション「パール福岡」（福岡市中央区渡辺通２丁目、総戸数８５戸・店舗６区画）の建替計画を発表した。５月に解体工事に着手する。

同物件は、１９７３年竣工。西鉄大牟田線・福岡市営地下鉄七隈線「薬院」駅より徒歩３分に好立地にある。

敷地面積は１,４９７.３８平方メートルであるが、マンション建替法適用により、建物は９階建から１９階建て、延床面積も３倍に拡大する。戸数も分譲マンション戸数も現在の８５戸が１３５戸と大幅に増加する。

旭化成不動産レジデンスは事業者認定され、協議を続けていたもの。

マンション建替法が定めるマンション敷地売却制度を活用。

同制度は、耐震性に問題があり除却の必要性について認定を受けたマンションを対象としたもの。マンション以外の用途への建て替えが認められるほか、権利変換型の建て替えに比べて決議後の手続きがシンプルで分配金取得までの期間が短いという特徴がある。

スクロール→

建て替え分譲マンション「パール福岡」
施行者	旭化成不動産レジデンス（株）
事業手法	マンション建替法　【マンション敷地売却制度】を利用した建替え
所在地	（住居表示）福岡県福岡市渡辺通二丁目4番20号
所在地	（地名地番）福岡県福岡市渡辺通二丁目4号13番
交通	西鉄大牟田線・地下鉄七隈線「薬院」徒歩3分
用途地域	準工業地域指定容積率400％
敷地面積	1,497.38㎡
現状
構造	鉄筋コンクリート造・地上9階、
延床面積	4,373.18㎡
竣工年月日	1973(昭和48)年11月21日（旧耐震基準）
設備	住宅85戸、店舗6戸
住戸の規模	住宅間取り 1LDK～3LDK 27.65㎡～98.07㎡
構造	鉄筋コンクリート造
権利形態	所有権（マンション敷地売却決議時権利者数80人）
建て換え後
敷地の面積	1,497.38㎡
延床面積	12,466.99㎡
構造	鉄筋コンクリート造地上19階（免震構造）
容積率	567％ ※マンション建替法の容積率特例許可
住戸の数	住戸130戸／店舗3戸
住戸の規模	住宅間取り 1R～4LDK 30.75㎡～111.98㎡

[ 2021年4月14日 ]