アイコン 中国 フィリピン海域Whitsun Reefの220隻 少し移動したか 一帯には居座る


フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相は4日、南シナ海の係争海域で中国がさらなる占拠を計画していると非難した。
フィリピン沖に停泊する中国船団をめぐり両国間で緊張が高まっている。
 南シナ海に浮かぶフィリピンのパラワン島の西方約320キロに位置するフィリピンEEZ内のウィットサン礁(Whitsun Reef)に2月7日から停泊していた中国船220隻以上は、現在、南沙諸島(スプラトリー諸島)周辺の係争海域各地で確認されている。

ウィットサン礁一帯では、20日間以上中国漁船団220隻あまりが踏みとどまっていたが、中国側が漁船を増派させたのか、少し北上させ、これまでに埋め立てた7ヶ所の島嶼付近に係留させているのか定かではない。
未確認情報ながら、ウィットサン礁一帯では、中国漁船団が礁に何か構築物を構築した情報も伝わっている。

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ロレンザーナ国防相は、「中国の海上民兵の漁船団」が係争海域にとどまり続けていることは、中国の西フィリピン海(南シナ海のフィリピン名)における占拠地域拡大の意図を示すものだと指摘。
 中国がフィリピンの主権を「あつかましく侵害」した前例として、フィリピンが領有権を主張するスカボロー礁とミスチーフ礁を中国が占拠したことに触れた。

また、ロレンザーナ国防相は3日、ウィットサン礁に停泊する船団は悪天候を避けようとしていた漁船だとする中国大使などの主張を退け、「私はバカではない。これまでのところ天候は良く、停泊する理由はない」と述べ、「出ていけ」と警告した。

在フィリピン中国大使館は、ロレンザーナ氏の発言に「困惑している」とし、「不合理な感情をさらに煽りかねない素人の発言」は避けるよう当局に求めた。
 以上、

中国はドウテルテ・フィリピン大統領の金の玉を握り締めており、やりたい放題、言いたい放題になっている。
領土問題ではドウテルテが中国に対して動かなければ、フィリピンでは民族運動に発展し失脚する可能性もある。

中国は、南沙諸島=スプラトリー諸島を埋立、その一つでは3000メートル級の大型爆撃機が離発着できる滑走路付の軍事要塞にしているが、当初、島嶼に千隻あまりの漁船団を長期にわたり常駐させ、結果、埋め立てていた。
それも中国政府は当初は民間利用と公表、今では内政干渉するな、何に使おうが国家主権にかかわる問題だと居直っている。

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[ 2021年4月 5日 ]

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