アイコン 4月の近畿圏の分譲マンション発売状況 バブル期の高値水準に/不動産経済研究所


不動産経済研究所が発表した近畿圏の分譲マンションの発売状況は次のとおりになっている。

ポイント
◎発売は121.3%増の1,093戸。4ヶ月連続で前年同月を上回った。
◎平均価格、m2単価ともに大幅アップ。バブル期以来の高水準。
◎都市型コンパクトの供給はゼロ。契約率は62.0%と低調。
1、発売戸数
1,093戸で対前年同月の494戸と比べ599戸増、率にして121.3%増、対前月では、3月の1,815戸に比し▲722戸減、▲39.8%減だった。

2、契約率
62.0%、前年同月比15.9ポイントダウン、前月比では12.8ポイントダウン。大阪は4月から新コロナの感染拡大、その影響を受けたものと見られる。
2021年3月74.8%、2月78.5%、1月61.2%。

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3、平均価格・m2単価
1戸当り価格は5,356万円、1m2当り単価は77.5万円。
前年同月比で価格は1,922万円(56.0%)のアップ、m2単価は14.1万円(22.2%)のアップ。
前年同月比で戸当り価格・m2単価ともに2ヶ月ぶりのアップ。

4、販売在庫数
4末時点3,508戸、前月末比20戸の減少(2021年3月末3,528戸、2020年4月末2,697戸)。

5、.即日完売物件(4物件13戸)
(1)アービング荒本駅前通り 2期
 大阪・東大阪市 9戸 3,062万円 54.1万円 平均1倍 最高1倍
(2)ジオ京都北山 1期 5・6次
 京都・北区2戸 13,550万円 142.4万円 平均1倍 最高1倍

6、.地域別戸数シェア
大阪市部16.7%、
大阪府下 27.6%、
神戸市部27.4%、
兵庫県下14.4%、
京都市部8.8%、
京都府下2.6%、
奈良県1.4%、
滋賀県1.1%、
和歌山県0.1%。

7、.マンション市況の特徴
戸当り価格の大幅上昇は、前年同月の発売戸数の4割近くが狭面積の都市型コンパクトであったため。
戸当り価格はバブル期の1992年5月の5,358万円以来、単価は1991年10月の80.3万円以来の高値水準。
4月としては戸当り価格は1990年の6,439万円以来、単価は1991年の82.4万円以来の高値水準。

8、5月の発売戸数予測
5月の発売戸数は1,000戸程度の見込み
2020年5月214戸、2019年5月1388戸、2018年5月1,480戸。

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[ 2021年5月21日 ]

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