アイコン 牛肉も高騰 中国の買占め さらに海運価格も上昇


牛肉価格が世界的に高騰している。背景には中国の輸入増加や飼料価格の上昇がある。
国連食糧農業機関(FAO)によると、牛肉価格の上昇が一因となり、世界の食品価格は2014年以来で最も高騰しているという。
とりわけ、打撃を被っているのは、コロナ惨禍による経済的打撃から立ち直ろうと奮闘する貧しい消費者となっている。

牛肉価格高騰の原因は、中国での需要増加や、一部の国々における牛の供給制約、食肉処理施設の労働者不足、飼料価格の上昇などにある。

中国への牛肉供給量でブラジルに次ぎ世界第2位のアルゼンチンは5月17日、食料価格のインフレを抑えるため1ヶ月間の牛肉輸出停止に踏み切った。
アジアからの旺盛な需要が国内向けの供給を吸い上げ、国内価格の上昇を招いていると政府は指摘している。

アルゼンチンは、バーベキューで牛肉を焼くことが「基本的人権」と見なされ、郊外には牛の牧場が点在するお国柄。その国で牛肉価格が1年前より60%以上も上昇している。 
業界団体の報告によると、1人当たりの消費量は急減し、4月には100年ぶりの低水準となった。

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<中国の胃袋>
中国税関総署のデータによると、中国は1~4月にアルゼンチンから牛肉17万8482トンを輸入し前年同期比で17%増加している。昨年同期間は15万2776トンだった
中国は2018年からアフリカ豚熱(ASF)により大量の豚が死亡(4.5億頭飼育のうち2億頭あまりが死亡している)して以来、食肉の輸入を増やした。
最近では、牛肉輸入量が3番目に多かったオーストラリアとの関係が、新コロナ起源は中国だと発言したことから、悪化して同国からの輸入を一部停止し、その他の供給国への依存度が高まった。
米農務省によると、米国から中国への牛肉輸出は3月に1万4552トンと、月間の過去最高を記録した。これは2019年全体を大幅に上回る量となっている。
 中国は経済回復により、海外旅行ができないことから支出が大幅に減り、その消費が食に向かっている。
中国政府は経済不信のチリもターゲットにしており、チリに大規模豚農場を各地に作る構想をチリ政府は了承している。しかし、国民は環境汚染や匂いのため猛反発している。しかし、政府としては経済問題や雇用問題もあり、中国資本が畜産農場も食肉工場も運営することから、促進する考えを示している。
そうしたこともあり、中国政府はチリに大量に新コロナワクチンを提供し、国民のご機嫌取りを行っている。
ところが、そのシノバック製ワクチンが一向に効かず、感染者数は減っていない。
5月27日までに(人口1,946万人)
1,841万回接種、国民の96.3%に相当
1回以上接種した人は1,047万人、人口の54.7%
2回接種し完了した人は794万人、人口比で41.5%
感染者数は、


スクロール→

チリの感染者数

ワールドメーター版

 

累計感染者数

月間感染者数

12月末

620,641

 

1月末

727,109

106,468

2月末

825,625

98,516

3月末

995,538

169,913

4月末

1,198,245

202,707

5/29

1,369,756

171,511

 

 

 

4/24

1,162,811

週間感染者数

4/255/1

1,204,755

41,944

5/28

1,241,976

37,221

5/915

1,280,252

38,276

5/1622

1,323,413

43,161

5/2329

1,369,756

46,343

 


スクロール→

バルチック海運指数

1912月末

1,271

20515

498

2012月末

1,366

211月末

1,452

2月末

1,675

3月末

2,046

4月末

3,053

5/29

2,596

 

[ 2021年5月31日 ]

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