アイコン 7月の消費意欲 例年並みに回復 外出のコロナ感染不安半減/博報堂


博報堂生活総合研究所は6月25日、「7月の消費予報」調査結果を発表した。

■7月のポイント
○Point1 : 消費意欲に対するコロナの影響は減り、指数は例年並みの水準に回復
ボーナスシーズンを迎える7月は、例年消費意欲指数が上昇する月で、今年も前月比+3.7ptと大きく上昇し、今年の最高値となった。
自粛緩和や特別定額給付金が影響して高スコアだった前年よりは低下しているが、48.9点は7月としては例年並みの水準。

消費意欲指数の理由(OA)をみると、
「ボーナスが入った/入る(6月35件→7月56件)」
「季節柄の出費や意欲向上(6月59件→7月73件)」

といった、消費にポジティブな回答は前月から増加している(6月319件→7月380件)。

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また、「新コロナで外出や買物自粛(6月123件→7月74件)」
「コロナへの感染不安(6月61件→7月29件)」
などのコロナを要因とする消費にネガティブな回答は、前月から大きく減っている(6月236件→7月157件) 。
前年と比べると、コロナに関して「自粛の反動で外出・買い物したい(20年7月80件→21年7月22件)」などのボジティブな回答(20年7月216件→21年7月46件)、
および「コロナで外出や買い物自粛(20年7月109件→21年7月74件)」
「収入減・仕事減(20年7月59件→21年7月12件)」
などのネガティブな回答(20年7月290件→21年7月157件)ともに減少しており、消費意欲に対するコロナの影響は、前年7月ほどではなくなっている。

一方で、「コロナの状況が緩和・収束しそう(20年7月37件→21年7月15件)」といったポジティブな回答も減少し、コロナ収束に対する見方は1年前より慎重になっていることは、今後も注視していく必要がある。

○Point2 : 「ファッション」「旅行」「化粧品」のカテゴリーが女性を中心に前月比増
「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は28.9%で、前月比は+1.2ptで微増、前年比は▲4.0ptと低下した(10万円の給付金の関係)。

カテゴリー別の消費意向では、
前月比で「ファッション」「旅行」「化粧品」の3カテゴリーが20件以上増加しており、特に女性での増加が目立つ(「ファッション:+31件」「旅行:+20件」「化粧品:+21件」)。
また、前年比では、「化粧品」のみ20件以上増加で、「外食」「旅行」「レジャー」「家電・AV」「PC・周辺機器」は20件以上減少している。
昨年、自粛への反動やイエナカ充実で消費意向が高まっていたカテゴリーは落ち着きを見せているが、女性を中心に外出を意識したカテゴリーは前月より増加している。
以上、博報堂生活総合研究所リリース

 

[ 2021年6月25日 ]

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