アイコン 5月の国内機械受注7.8%増、3ヶ月連続増 持ち直し傾向強まる 非製造業2桁増


内閣府が発表した機械受注統計によると、5月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動が大きい船舶と電力を除いて8657億円となり、受注額は前月を7.8%上回って3ヶ月連続して増加した。

内容は、製造業では、電機メーカーからの半導体製造装置の受注が増えたほか、造船業からのエンジンの受注が増加し、前月を2.8%上回った。

また、非製造業では、通信会社から高速大容量の通信規格「5G」のネットワーク関連機器に加え、金融・保険業からシステム関係の電子機器の受注が増え、前月を10%上回った。

内閣府は、機械受注の基調判断について、「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。

ワクチン接種も進んでおり、その後をにらんでの投資が活発化しているものと見られる。ただ、眼下の感染増は一時的にマイナスになるかもしれない。

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また、現在、ワクチン不足の中、ファイザー製ワクチンでの抗体維持期間が半年との見方がなされており、3回目のブースターショット(追加接種)が必要な医療関係者が7月後半から発生するかもしれない。そうなれば、少し上昇気味の自治体に対しては蔓延防止措置や宣言を早め早めに執行し、感染者増を食い止めなければならないだろう。7月から9月までに6000万回分として、これまでに5000万回接種でも合計1.1億回、40%で5000万人、回数にして1億回、9月下旬頃から本格的に感染者は減少するものと見られる。
それまでに3回目が必要な医療関係者も出、1千万回分はそうした3回目に用いられる可能性もある。
河野爆沈大臣は、ワクチンのばら撒き先を大幅に増加させたこともあり、ワクチンの管理もできておらず、何よりワクチン確保が先決だ。

ワクチン効果が出れば、消費は一時的に回復しようが、企業の経済活動=今後とも設備投資は続くと見られ、経済回復の原動力になる。

なお、主製造業向けであるが、工作機械(95%以上がNC工作機械)の5月の受注は、内需が前月比で▲7.9%減の33,233百万円で前年同月比は82.6%増、また1~5月までの累計では前年同期間比23.3%増の163,663百万円となっている。
外需は、前月比で3.2%増の90,713百万円で前年同月比は174.5%増、また1~5月までの累計では前年同期間比94.2%増の403,343百万円となっている。
内外需の受注総額は、前月比同の123,936百万円で前年同月比では143.9%増、また1~5月までの累計では前年同期間比66.3%増の570,006百万円となっている。年間市場規模は1.2兆円前後のようだ。

[ 2021年7月12日 ]

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