アイコン 6月の機械受注額▲1.5%減の8,524億円 7~9月は増加の見通し


企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーの6月の受注額は、前月比▲1.5%減の8,524億円で4ヶ月ぶりに減少した。変動の大きい船舶と電力を除いた分。
ただ、内閣府は、機械受注の基調判断については、ここ数ヶ月の傾向をもとに「持ち直しの動きがみられる」のままに、据え置いた。

内閣府は、月ごとの振れ幅が大きい統計であることから季節的な要因を踏まえて調整した結果、受注額全体では統計上マイナスになったとしていて、機械受注の基調判断については、ここ数ヶ月の傾向をもとに「持ち直しの動きがみられる」のまま、据え置いた。

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内閣府の公表値は次のとおり。

1、機械受注総額の動向をみると、2021(令和3)年5月前月比9.8%増の後、6月は同▲6.6%減の2兆5,738億円となった。

2、需要者別にみると、
民需は前月比▲0.4%減の9,925億円、
官公需は同▲2.8%減の2,576億円、
外需は同▲10.0%減の1兆2,205億円、
代理店は同3.7%増の1,249億円となった。

3、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の動向をみると、2021(令和3)年5月前月比7.8%増の後、6月は同▲1.5%減の8,524億円となった。
このうち、
製造業は同3.6%増の4,039億円、
非製造業(除く船舶・電力)は同3.8%増の4,705億円となった。

4、4~6月をみると、
受注総額は前期比3.8%増の7兆8,366億円となった。
需要者別にみると、
民需は同6.7%増の2兆9,073億円、
官公需は同5.3%増の7,799億円、
外需は同3.6%増の3兆7,943億円、
代理店は同11.2%増の3,625億円となった。

また、「船舶・電力を除く民需」は同4.6%増の2兆5,210億円、
製造業は同12.1%増の1兆1,736億円、
非製造業(除く船舶・電力)は同▲1.8%減の1兆3,357億円となった。

5、2021(令和3)年7~9月見通しをみると、
受注総額は前期比3.9%増の8兆1,391億円の見通し。
需要者別にみると、
民需は同2.4%増の2兆9,770億円、
官公需は同0.2%増の7,817億円、
外需は同6.7%増の4兆493億円、
代理店は同▲1.1%減の3,586億円
の見通しになっている。
また、「船舶・電力を除く民需」は同11.0%増の2兆7,980億円、
製造業は同3.4%増の1兆2,141億円、
非製造業(除く船舶・電力)は同16.9%増の1兆5,616億円
の見通しになっている。

 

[ 2021年8月18日 ]

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