8月の鉱工業生産指数 2ヶ月連続低下
経産省が発表した8月の鉱工業生産指数は、2015年を100とした指数で95.0となり、前月を▲3.2%下回って、2ヶ月連続の低下となった。
経産省は、企業の生産活動の基調判断を「生産は持ち直している」から「生産は足踏みしている」に下方修正した。
新コロナ感染爆発や自動車など海外サプライチェーンの新コロナによる生産減の影響を受け、操業度が低下したことに起因している。9月も自動車の生産調整は続いている。
生産の低下業種は、自動車工業、電気・情報通信機械工業、生産用機械工業等
上昇業種は、窯業・土石製品工業、無機・有機化学工業、石油・石炭製品工業
日本の製造業は、大手から不正、大手から中小まで海外へ工場移転、没落過程が続いているようだ。アベノミクスで何もせず利益が転がり込むことからも生産効率化や新技術開発の投資を行わず、ますます競争力をなくしている。いまだ財界の製造企業は、日本の賃金を東南アジアの賃金と競争させるため、正規を非正規に切り替え、そのリストラで利益を捻出するというえぐい考え方が主流を占めている。これでは社会保険や年金が持つわけがない。
スクロール→
8月の鉱工業生産指数 2015年=100 |
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季節調整済指数 |
原指数 |
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指数 |
前月比 |
指数 |
前年同月比 |
|
生産 |
95 |
-3.2 |
87.2 |
9.3 |
出荷 |
92.7 |
-3.8 |
85.7 |
7.7 |
在庫 |
94.7 |
-0.3 |
96.3 |
-3.9 |
在庫率 |
113.3 |
3.4 |
120.5 |
-10.3 |