9月の貿易収支、2ヶ月連続赤 原油高影響
財務省が20日発表した貿易統計によると、9月の日本の輸出額は、前年同月比13%増の6兆8412億円となり7ヶ月連続で増加した。
一方、輸入は原油や天然ガスの価格上昇などを背景に大幅に増加し、38.6%増の7兆4640億円となった。増加は8ヶ月連続。
輸出から輸入を差し引いた貿易収支は▲6228億円の赤字になり、2ヶ月連続で赤字となった。
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9月の輸出は、韓国向けの鉄鋼や中国向けの半導体などの電子部品が伸びた。
輸入は、原油の輸入単価が円建てで1年前に比べて65%余り上昇したことによるもの。原油高、円安が輸入額を押し上げた。天然ガスも同じ。
今年4~9月までの半年間の貿易収支は、こちらも原油の輸入額が増えたことなどから、▲3898億円の赤字で2期ぶりの貿易赤字となった。
[ 2021年10月20日 ]
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