アイコン 2020年のアニメ産業▲3.5%減、海外が1.2兆円で国内を逆転 ライブ激減が影響


アニメーションの制作会社などで作る日本動画協会は、2020年のアニメ産業の市場規模は、新型コロナウイルスの影響でライブイベントなどの売り上げが大幅に減少し、過去最高を記録した2019年よりも▲3.5%減、▲884億円ほど減って2兆4,261億円、11年ぶりに前年を下回った。ただ、海外展開は好調で、調査開始以来、初めて海外市場が国内市場を上回ったとしている。

「テレビ」や「映画」など9調査項目のうち、いわゆる巣ごもり需要の影響で「配信」がおよそ36%増加したものの、アニメソングのライブイベントなどにあたる「ライブエンタテイメント」が前年比▲65%減少した。

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2015年から急激に増えている海外の配信サービスとの契約やグッズ販売などの「海外展開」は前年を上回って1兆2394億円となり、調査開始以来、初めて海外市場が国内市場を上回った。

配信などの契約を結んだ地域の数は、2019年と比べて2割近く増えたほか、「メディアミックス」と呼ばれるアニメなどの関連ビジネスを展開する戦略が海外でも進み、売り上げが急増しているという。

配信サービスが好調でコロナ禍の減少幅が少なく、新作の企画も次々と増えている。海外でも日本の作品が見られるようになり、海外向けのコンテンツやビジネスを戦略的に考える会社も出てきている。

 

[ 2021年11月18日 ]

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