米 各国へ備蓄原油の放出要請、原油価格下落
米原油先物はアジア時間18日序盤に小幅続落している。バイデン米政権が主要な石油消費国に備蓄放出を検討するよう要請したとのロイター報道を受けた。
複数の関係者によると、バイデン政権は石油を大量に消費する一部の国に対して、価格を引き下げ景気回復を後押しするための協調した取り組みとして石油備蓄の放出を検討するよう要請した。
関係筋によると、米政権は過去数週間、日本、韓国、インドなどの同盟国および中国にこの問題を提起しているという。
2345GMT(日本時間18日午前8時45分)時点で、米WTI原油先物は0.06ドル安の1バレル=78.30ドル。オーバーナイトでは3%下落した。北海ブレント先物も前日は2.6%安となり、10月初め以来の水準に下げた。
JC-NETでも備蓄原油を放出しようと掲載したが、反応は国内ではなくバイデン大統領にあったようだ。
価格抑制
燃料価格の消費税を一時的に5%にすればいいものを、誰が猿智慧を付けたのか170円以上になれば、分けのわからない元売会社にリッターあたり最大5円を給付するという。
新コロナ経済回復を図るためにもみんなでお出かけ、そのためにもガソリン価格を引き下げるべきだろう、手っ取り早いのは、年間消費量もほぼ判明しており、消費税を下げることだけ。すごい経済効果があると思うが・・・。
備蓄放出どうするのだろうか。
中国は今年1回すでに実行している。米国も過去たびたび放出していた。日本はこれまでに価格急騰のおり僅かな回数しか動かしていないが、フレキシブルに対応しないのはド官僚主義の最たるものなのだろうか。
今日のWTIの動きは76.81ドルまで一時突っ込んだが、現在(日本時間10時33分現在)台まで戻っている。
シェールオイルも稼動リグ数が増加して増産されており、原油価格は84ドル台で頭打ちになり、今回の備蓄放出で77ドル台まで下げている。ベーカーヒューズ社の発表によると8月最終週の稼動リグ数は410本、11月12日の週は454本と価格高騰を受け増え続けている。生産コストはシェールオイルの場合、平均45ドル前後、十分採算が取れる。