アイコン スーパー 10月の売上高3.7%増


日本チェーンストア協会は10月の加盟会社の店舗売上高を発表した。
それによると総販売高は前年同月比3.7%増の1兆884億円だった。
9月は3.2%増、8月は▲0.1%減、7月は4.6%増、6月は1.7%増、5月は2.9%増(何れも店舗調整後)。

<部門別では>
10月は、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除され、行動自粛などが緩和され内食化需要は減少傾向にあるものの、食料品の動きは良かった。
衣料品は前半の気温高の影響もあり季節商品が苦戦し不調、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。

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<商品別の動き>
○食料品
●農産品
農産品は、トマト、レタス、ほうれん草、枝豆、かぼちゃ、カット野菜などは好調だったが、じゃがいも、白菜、大根、きゅうり、長ねぎ、人参、キャベツ、さつまいも、里芋、きのこ類などの動きは鈍かった。
果物では、ぶどう、みかん、梨、いちご、キウィフルーツ、シトラス類、カットフルーツなどの動きは良かったが、柿、りんごなどの動きは鈍かった。

●畜産品
 畜産品は、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉、豚肉の動きは鈍かった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。

●水産品
 水産品は、刺身盛り合せ、ぶり、かつお、あじ、いか、サーモン、うなぎ、塩鮭、冷凍魚、ちりめん、もずくなどの動きは良かったものの、まぐろ、たこ、たら、さば、かき、さんま、塩干物、魚卵などの動きは鈍かった。

●惣菜
 惣菜は、温惣菜は、揚げ物、中華、煮物、焼き鳥などは好調だったが、スナックの動きは鈍かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに好調。弁当、寿司の動きも良かった。

●その他食品
 その他食品は、飲料、牛乳、アイスクリーム、乳酸菌飲料、食用油、冷凍食品、スナック菓子、ビスケット、米菓、和・洋菓子、酒類の動きは良かったが、米、乳製品、ヨーグルト、豆腐、麺類、カップ麺、袋麺、鍋物関連、おでん商材、調味料、砂糖、ジャム・はちみつ、カレー・シチュー類、インスタントコーヒー、缶詰、漬物などの動きは鈍かった。

○衣料品
●紳士衣料
 紳士衣料は、スーツ、フォーマル、ジャケット、カジュアルパンツ、ポロシャツなどはまずまずの動きだったが、ブルゾン、コート、カジュアルシャツ、トレーナーなどは苦戦した。

●婦人衣料
 婦人衣料は、カジュアルシャツ、ボトム、レギンスパンツなどはまずまずの動きだったが、スラックス、セーター、シャツ・ブラウス、ドレス、カットソー、アウターなどは不調に終わった。

●その他衣料・洋品
 その他衣料・洋品は、紳士パジャマ、紳士・婦人リラクシング、婦人インナー、スクール衣料、女児パジャマ、女児パンツ、婦人靴下、スニーカー、帽子などはまずまずの動きだったものの、紳士インナー、婦人下着、子供ボトム、ベビー肌着、ストッキング・タイツ、傘などの動きは鈍かった。

※ 会員企業数 56社 / 店舗数11,859店、
※ 従業員数 パート含み521,268人 (対前年同月比4.6%増)
以上、

[ 2021年11月26日 ]

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