アイコン 10月の鉱工業生産指数 前月比1.1%上昇 4ヶ月ぶりの上昇


経産省が発表した10月の鉱工業生産指数は、2015年を100とした指数で90.5となり、前月を1.1%上回り、4ヶ月ぶりの上昇となった。

7月からの新コロナの感染爆発が収束し、宣言が解除されたことにより、生産活動も活発になってきている。

ただ、自動車の半導体や部品不足からの生産調整もあり、まだ本格的な回復には至っておらず、10月を総じてみれば、生産は足踏み状態としている。

製造工業生産予測調査により、11月、12月ともに上昇を予測している。

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<生産>
前月比1.1%上昇。
上昇業種
自動車工業、生産用機械工業、汎用・業務用機械工業等
低下業種
無機・有機化学工業、鉄鋼・非鉄金属工業、電子部品・デバイス工業等

<出荷>
前月比2.0%上昇。
上昇業種
自動車工業、電気・情報通信機械工業、生産用機械工業等
低下業種
輸送機械工業(除.自動車工業)、無機・有機化学工業、パルプ・紙・紙加工品工業等

2015年を100として、現在90.5ポイント、日本の鉱工業生産は長期のアベノミクスにもかかわらず新コロナ以前から落ちてきている。ただ、多くの大手企業は工場を海外へ移転させており、そうした国での生産は増加し、企業のトータルでは増加している。
アベノミクスで巨額の利益を出した財界企業は、日本の賃金を東南アジアの賃金と競わせ続け、非正規雇用を拡大させてきた。そのままでは消費支出が減少して景気が悪化することから、安倍政権(当時)は財界の要望に応え、家計収入の減少を1億総活により穴埋めさせてきた。正規雇用の減少は財界企業の巨額利益に再びなっている(前回は小泉時代)。今では韓国より就業者の平均所得額は低くなっている。笑えない。

 

[ 2021年11月30日 ]

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