アイコン 7~9月期の設備投資1.2%増 ただ、大企業は設備投資意欲なし


財務省が発表した法人企業統計調査によると、今年7~9月までの国内企業の設備投資は前年同期比1.2%増え、2期連続の増加となった。このうち、製造業が0.9%の増加となったほか、非製造業は1.4%の増加となった。

ただ、昨年7~9月期は19年の同期間より▲10.6%減少していたことから、今年の増加はその反動によるプラスに過ぎない。

それも資本金10億円以上の大企業の設備投資は、昨年同期▲11.0%減少し今年はさらに▲1.6%減少しており、儲け頭の大企業に設備投資意欲はほとんど感じられない。

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設備投資をプラスに牽引したのは、1000万~1億円未満の資本金の中小企業群で昨年同期は▲12.1%減少したものの、今年は7.5%増加したことによるもの。機械関係の設備投資が増加している。

また国内企業の経常利益は、新コロナ規制強化期間ながら、経済回復により前年同期より35.1%増加している。
10億円以上の大企業は全体の経常利益の55%前後儲けているが、前年同期は▲26.2%減少したものの、今年は41.3%と大幅な増益を見ている。

[ 2021年12月 1日 ]

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