アイコン 原油価格(WTI) 114ドル台まで上昇 米バイデン原油制裁に言及


世界一の原油・天然ガス生産国の米国のバイデン政権は、今後の追加制裁について、ロシア産の原油・天然ガスの輸出制裁の可能性を示唆したことから、ブローカーは他の生産国からの調達に奔走、上がりっ放し状態に突入している。
日本時間、3月3日14時15分現在114.33ドル(WTI)
小麦価格は1,134.1ドル(新コロナ前の19年12月560.00USD/Bu)と穀倉地帯のウクライナおよびロシア、これも手がつけられなくなっている。大豆も914CBOTが1689.0(CBOT)に、トウモロコシは383.1が742.4(CBOT)に・・・、狂乱相場。

OPECは3月1日、生産量を2020年4月の暴落で大幅減産調整、その後、月40万バレルを増産し続けるという増産規定以上には増産しないと15分の会合決定、肝心の米国は2019年12月の生産量には大幅に戻っていない状況にあり(天然ガスは同水準だが、原油は1.5~2割少ない状態)、米バイデン政権は世界経済を破壊する動きにいたっている。

ロシアのプーチンの脳味噌は、米欧が結束して対露制裁に動き驚いたのかプッチンし、また、ウクライナ軍や市民軍の激しい抵抗にあい、これまで膨大な損失を出しながら、その圧倒的物量の多さで首都キエフや東部の同国第2の都市ハリコフの喉元に迫っている(同市南部のヘルソン地区を支配地に置いた)、抵抗が激しくハリコフでは、ロシア軍が住宅街など等無差別攻撃に近い状態となっている。

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<中国、パラ停戦要請>
こうしたなか、ロイターは中国が明日・3月4日から始まる北京パラリンピックの開催期間中の首都キエフへの攻撃を停止するようロシアに要請したと報道している。
米欧から大量の短距離ミサイルや対戦車ミサイルがウクライナに搬入され続けており、ロシア軍の被害は甚大になるばかりで、まだ本体を投入していないロシア空軍が無差別空爆に動く可能性もあり、早期の停戦が求められる。パラ停戦に応じるかは不明。
なお、ベラルーシからウクライナに入った65キロにも及ぶロシア軍の車列のキエフ進軍はストップ状態にあると英国が公表している。

米欧とロシアとが裏で話し合う場もなく、双方いきり立ったまま手がつけられない状態に突入している。
もはや、実現不可能な米トランプ前大統領が直接プーチンに会い、停戦交渉するしか打開策はないようだ。

米国の民主党政権、オバマの中国策の失敗、今回バイデンのロシアへの遠吠え策では外交力0としか言いようがない。

ただ、今回、欧米が結束したことで中国は驚いたことだろう。対露貿易が大きい欧州、近い将来、中国問題が浮上した場合、膨大な貿易関係にある米国自身が試されることになる。

[ 2022年3月 3日 ]

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