アイコン 原油価格高騰+ロシア制裁 W高の影響受けナフサも高騰


原油精製過程で生産されるナフサ、日本の場合、石油製品ではガソリン(30%)に次ぐ26%、軽油20%、重油が11%、灯油8.7%であり、化学産業に欠かせないものとなっている。エチレンやプロピレンの製造に用いられている。

日本は2019年の需要は、輸入が6割、国産が4割となっている。輸入国ではUAE20%、カタールからは18%、韓国から14%、クウェートから6.5%、インドから5.5%などとなっている。最近は米国からの輸入も拡大している。2019年の輸入量は2500万トンだった。

スポンサーリンク

価格は原油価格により左右され、現在はトン当たり859.4ドル、2019年12月は548ドルだったことから2019年から56%値上がりしている。日本の場合、これに円安高も加わる。1月の年初価格は728ドルだった。(原油価格はロシアが侵攻した24日に一時100ドルを超えたが、26日には90ドル台まで下げ、3月1日04時現在再び96円台で推移している。)

隣国では、大手石油化学メーカーは石油精製施設を持ち問題ないが、ほかの化学メーカーは輸入品の依存度が高く、2021年には日本より多い2900万トンのナフサを輸入している。その23%をロシア産に依存していることから、ロシアに対するウクライナ侵攻の経済制裁がナフサにも発動された場合、中東産のナフサがさらに高騰するのではと見られている。

中東は原油やLNGだけで汗もかかず浮世の世界、戦争してくれれば大儲かり、怠惰な王様の随行者1000人の恒例のバカンスも新コロナで中止されている。いつか天罰が降りると思ったら大間違い、古い教科書ではとっくの昔に原油の埋蔵量は枯渇しているはずだが、今でも腐るほど生産している。それに世界中のハゲタカの投機家が群がり、価格まで押し上げてくれている。こんな世の中誰がした・・・。ガソリン入れたら1万円の時代・・・。

[ 2022年3月 1日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧