カルマのフィスカー氏 ツイッターを削除 マスク氏との確執
マスク氏とフィスカー氏の間には10年以上にわたる確執がある。
米ツイッターが米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)への440億ドルでの売却を発表した直後に、ツイッターからEVデザイナー、ヘンリック・フィスカー氏のアカウントが消えた。
EVメーカー、フィスカー社のCEOを務めるフィスカー氏は25日のツイートで、8万6000人のフォロワーに対し、詳しい説明もなく今後の最新情報はインスタグラムで検索するよう求めた。
その直後にアカウントは、もはや存在しないとのエラーメッセージが表示された。
フィスカー氏はこの件について、マスク氏によるツイッター買収合意と関係があるとは明言していないが、10年以上にわたる両氏の確執を踏まえると、そうであっても驚きではない。BMWの「Z8」やアストンマーティンの「DB9」のデザインを手掛けて有名になったフィスカー氏は2007年にテスラと契約し、「モデルS」の初期の設計を支援。その後間もなく退社してプラグインハイブリッド車(PHV)のスポーツカー「カルマ」を開発したが、部外秘の情報を盗用したとしてテスラから訴訟を起こされた。フィスカー氏は最終的に仲裁で主張が認められていた。
以上、ブルームバーグなど参照
カルマはスポーツタイプで、再度から見た場合、セダンのモデルSを低くしたような何気なく似た感じのデザインとなっている。
フィスカー氏が代表だったフィスカーオートモーティブは、プラグインハイブリッド(PHV)の4ドアスポーツカー、『カルマ』を製造・販売したが、バッテリー問題が生じ2013年11月に破産、その資産を中国最大手自動車部品メーカーの万向集団が買収、万向集団により2014年に米カリフォルニア州にカルマオートモーティブが設立され、現在、同社はカルマ後継車の「レヴェーロGT」を生産・販売(カルマとデザインはほとんど一緒)している。
オーナーだったフィスカー氏は、破たん前に退任し、EVメーカー「フィスカー社」を立ち上げ、破綻原因となった電池の開発や全自動運転車の開発を行っている。
出る釘は打たれる世の中、マスク氏は打ちたければ打て、10倍返すという人。
現代の日本人とは異なり、オーナーゆえになんでも挑戦して何回も挑戦して結果、果実を摘み取る。
↓「カルマ レヴェーロGT」(左)とアストンマーチンの「DB9}