アイコン JAXAスクラムジェットエンジン、マッハ5.5実験成功、極超音速ミサイル開発に前進


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は防衛装備庁の依頼を受け開発した次世代型の「スクラムジェットエンジン」を搭載したロケット「S―520―RD1号機」(全長9.2メートル、最大直径52センチ、重さ2.6トン)を24日、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所で発射し、音速の5~6倍以上という極超音速を目指すエンジンの開発に向けた試験を行った。打ち上げは成功した。
防衛省がJAXAに委託する開発でありデータを取得する。160キロに上空で切り離された試験エンジン装置は、分離後の落下時に時速6500キロを超えるマッハ5.5に達したとみられる。
従来は燃料を燃やすための酸素を載せる必要があるが、開発中のエンジンは大気中の酸素を取り込んで利用する。そのため、民用で使用した場合、より多くのモノを宇宙空間に運べることになる。
一方、軍事用では、ロシアが先行しており、すでにマッハ9とされる極超音速空対地攻撃ミサイル「キンジャール」をウクライナ戦に投入している。マッハ5.5とされる極超音速対艦巡航ミサイル「3M22 ツィルコン」(S-N-33)を開発し、今年中に実戦配備が予定されている。一撃で空母を撃沈する能力があるとされている。早すぎて迎撃不可能とされている。

開発が遅れている米国も今年4月、極超音速ミサイルの発射実験が成功したと発表している。
中国も今年1月に実験を成功したと報じられている。中国は日本で「スクラムジェットエンジン」の研究を行っていた大学や研究機関の中国人研究者が、中国へ研究資料を流出させたと公安庁の内部資料に基づき朝日新聞が伝えていた。スッポンポン。

 

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「スクラムジェットエンジン」搭載機は理論上マッハ15まで可能だとされている。
「S―520―RD1号機」もさらに高度を倍にしていた場合、落下時速度はマッハ10を超えていた可能性がある。
通常のロケットエンジンの燃料は石油系のプロシンであり、燃焼時の粘性問題や酸素を搭載し、その循環装置など必要。しかし、「スクラムジェットエンジン」燃料は水素が用いられている。そのためエンジン温度は2500度まで上昇し、そうしたエンジン温度に耐えられるエンジン素材開発が求められていた。
「スクラムジェットエンジン」の成功は、極超音速ミサイル開発のための第一段階だが、今回、成功させたことから開発スピードは増す。
極超音速ミサイルは攻撃用にも迎撃用にも用いられることが想定される。

米バイデン氏は副大統領時代からウクライナに執着しており、ロシアをウクライナ全土からロシアを完全駆逐するまで支援するとしており、これまでに武器供与をエスカレートさせ続け、最新の地対艦ミサイル「ハープーン」、地対空ミサイル「NASAMS」、高機動ロケット砲システム「ハイマース」を供与、現在は戦闘機供与も検討しているという。
2014年のウクライナのクーデターは米国ではバイデン副大統領が取り仕切っていた可能性がある。ロシア侵攻によりぐちゃぐちゃになり、2015年の停戦合意も実質米国抜きで合意していた。 
そのため現在見た場合、ウクライナに不利な合意内容となっており、バレンスキー劇場のダンナが停戦合意の破棄を唱えていたことから、ロシアに付け入るスキを作ったのも事実ではないだろうか。露の一方的なウクライナ侵攻は決して許されるものではないが、一方ではバイデンとプーチンの感情的な確執代理戦争なのかもしれない。

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[ 2022年7月25日 ]

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