アイコン 東北北部・北海道南部に豪雨継続、岩木川氾濫の危険性  韓国でも


気象庁によると、停滞する前線の影響で、東北北部で雨雲が発達し、秋田や青森県では局地的に猛烈な雨が降ったとみられ、さらに10日にかけても非常に激しい雨が降る見込みで、夜にかけてさらに状況が悪化するおそれがあるという。
土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒し、自治体の情報などを確認して危険な場所から早めに避難するよう呼びかけている。

国交省によると、大雨で青森県の岩木川では、弘前市の上岩木橋の観測所で、自治体が「避難指示」などを発表する必要があるとされる「氾濫危険水位」に達している。
国交省と気象台は9日午後0時50分、洪水の危険性が非常に高まっているとして「氾濫危険情報」を出して厳重に警戒するよう呼びかけている。
浸水のおそれがあるのは、青森県弘前市と藤崎町、板柳町。

 

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秋田県八峰町は、大雨による土砂災害などのおそれがあるとして、9日午前11時05分に八森・観海地区に、午前11時52分には八森・岩館地区にそれぞれ避難指示を出した。5段階の警戒レベルのうち、レベル4にあたる情報で危険な場所から全員避難するよう呼びかけている。

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韓国では、
大陸東部から伸びる前線は山東半島・朝鮮半島・東北へ延びている。東シナ海・黄海・日本海の水温が高く、湿った大気が前線向かい吸い寄せられ、大雨をもたらしている。

韓国全域でも大雨が降っており、特に仁川など首都圏の多くの地域で冠水、平地の半地下住宅では濁流が流れ込み3人が亡くなったりして、7人が死亡、9人が不明となっている。南西中部の光州市でも河川が氾濫するなど各地で被害が生じている。

太平洋高気圧が張り出し大陸性高気圧の狭間に梅雨前線が偏西風の流れに中国内陸部から北海道へ延び、中国・朝鮮・日本の東北各地で豪雨をもたらしている。

韓国の場合は大陸の山東半島などで発生した雨雲が東への流れ、さらに黄海や渤海で急速に発達した雨雲が次から次に発生し東へ流れ込んでこみ豪雨をもたらしている。
前線に向かい、東シナ海、黄海、渤海は水温が高く、湿った大気が前線に向かい流れ込み続けていることが原因。

今後
太平洋高気圧が朝鮮半島まで張り出すか、黄海付近まで張り出した大陸性高気圧が内陸に後退、もしくは東へ移動するか、消滅しない限りこうした天気は続くものと見られている。
シベリアには台風並みに発達した988hPaの低気圧があり、遠く太平洋南の1010hPaの低気圧上空まで冷たい空気が流れ込んでいるという。
ただ、偏西風の流れがいくら蛇行しても東へ向かっており、いずれ天気は変わる。

日本

最高気温 8/9日14時00分現在

30℃以上
(真夏日)

35℃以上
(猛暑日)

全国

681地点

158地点

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[ 2022年8月 9日 ]

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