アイコン 釧路沖の千島海溝でプレートどうしの固着現象 巨大津波発生の可能性


地震大国の日本も東日本大震災を境に、その地震のメカニズムや被害予測などの研究が活発化している。当然、国からの研究支援が行われていることによるもの。日本は太平洋側で大きいプレートだけで4枚が重なり合ってできており、その証が山岳地帯であり、また火山となっている。
北海道の北米プレートに太平洋プレートが衝突し潜り込んでいるところが千島海溝、そのプレートが固着しているという。太平洋プレートは毎年約8センチほど北西方向へ移動しており、その固着エネルギーが解放された場合、巨大地震・巨大津波を生じらせると発表されている。最下段参照。

日本は、海側ではプレート間の溝が、北から千島海溝⇒日本海溝⇒相模トラフ・南海トラフ⇒琉球海溝⇒フィリピン海溝として連なっている(6千メートルを基準に深い溝は海溝、浅い溝はトラフという)。相模トラフから太平洋側に小笠原・マリアナ海溝へ連なる溝もある。

 

スポンサーリンク

↓2011年3月の東日本大震災後の2012年に発表された30年以内に発生する可能性のある自身の発生確率と地震規模の予測

1026_02.jpg


2020年4月に内閣府の有識者会議が公表した三陸沖など日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)9クラスの巨大地震が起きた場合、岩手県と北海道で最大30メートル近い津波が到達するとの想定している。(ただし、入江では津波の圧力が凝縮され、さらに陸地に上がる津波は高くなる可能性がある)

1026_03.jpg

↓22年10月、東北大学や北海道大学、海洋研究開発機構の研究グループは、3年前から北海道東部、根室沖の海底にある海側のプレートが陸側のプレートに沈み込む千島海溝を挟むように海底基地局を3ヶ所設置、洋上の船から音波を送って跳ね返る時間を測定することで海底の変動を観測した。
その結果、3つの基地局はいずれも1年間に7センチ程度陸側に移動していることが確認されたという。
 研究グループは根室沖にあるプレートの境界のうち、海底に近い浅い部分でプレートどうしが固着していると見られるという。

この領域では歪がたまり、地震でズレ動いた際に、巨大な津波を引き起こすおそれがあるとして、研究グループは来年以降も観測を続け、解析を進めるとしている。
(太平洋プレートは日本付近では、大陸プレート側に毎年8~10センチ北西方向へ移動し、大陸プレートの下に沈み込んでいるとされている。プレートどうしが固着していれば当然歪が生じる。)8センチでも1万年では8万センチ=800メートル、100万年では80キロ動くことになる。1億年では・・・。地球誕生46億年。

1026_04.jpg

↓日本は相模湾付近で4プレートがぶつかっており、一番危険地帯とされ、富士山の大噴火も千年単位で見れば何回も噴火している。相模トラフから伊豆・小笠原海溝へ、そしてマリアナ海溝に連なる。そうした地球環境の中で生活する日本人。過去の津波の歴史など遠い過去のものとしてすぐ忘れてしまう習性があり、それに加え土木学会の御用学者たちが開発のお墨付きを与え、意図して忘却のかなたに葬り去る。そして津波が押し寄せる。

フクシマ原発は河川を埋め立てて建設されており、大昔からの元の河川の伏流水の水脈に地下水が流れ続けており、いくら汲み上げても終わりは無い。旧河川は運河を作り(現在の原発の)北側に移動させている。
土木学会の先生方がこうした三角州上の地に原発を建設することを100%問題ないとして了承した結果、今や千基のタンク群となりギブアップ。土木学会は学会としての反省のハの字もない。「越前屋、お主も・・よのう・・・ワッハッハッハ」。
以上。

1026_05.jpg
 

[ 2022年10月26日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧