アイコン インドネシア新幹線 4年以上遅れ10月開業へ


中国の李強首相は9月8日、訪問先のインドネシアの首都ジャカルタでジョコ大統領と会談し、中国が受注したジャワ島のインドネシア新幹線が、10月に開業するのを控え「インドネシアと準備に全力を尽くす」と述べた。

インドネシア新幹線はジャカルタと隣接する西ジャワ州の州都バンドン郊外の約142キロを結び、在来線で約3時間かかるのを約40分に短縮するもの。
李首相は9月6日、当新幹線に試乗している。
会談で李氏は、インドネシアとの経済協力を中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の中心事業と位置付けたいとも説明した。
以上、

 

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インドネシア新幹線は、2014年10月に発足したジョコウ大統領が所属するメガワティ元大統領が率いる闘争民主党が、ももともと中国に近い関係にあったことから、中国へ発注した。
インドネシア新幹線は、前政権時代には日本が受注予定で、具代的開発計画を立案、地盤調査などを行い、設計図に織り込まれていた。
しかし、直前の大統領選挙でジョコ氏に変わり、2015年9月、メガワティ氏主導で中国に不透明な方法で発注された。
工事費用も、政府保証なし(実質国営公社が保証し実質保証は存在する)、格安受注(約5000億円/当時)していた。しかし、大幅に工事が遅延したことから、資材の高騰などもあり、工事代金は大幅に増加している。

新幹線の開業遅れの原因は、中国の銀行融資が大幅に遅れ、不動産買収が遅れたことに起因している。しかし、開発路線地は民間所有地は少なく、国や自治体所有の土地がほとんど、そうした土地での工事も行わず、大幅に遅れる原因を作っていた。その裏には2015~16年当時、中国は外資不足に陥っていたが融資遅れ、工事遅れの最大の原因とみなされている。

日本がもしも受注して、今回のように大幅な遅れを生じさせた場合、インドネシア政府から膨大な遅延損害金、違約金を請求されたものと思われる。
インドネシアの地下鉄工事では清水建設が工事契約期間内に完成させたものの、インドネシア政府は値切るため、イチャモンをつけて支払いをなかなかしなかった腹黒い闘争民主党のジョコ政権でもある。
日本政府はインドネシア政府を大好きだが、現在のジョコウ政権は中国寄りのメガワティ元大統領がバックにおり、餌にODA資金でもぶら下げない限り、関係は日本政府が思うほどにはよくない。現実は、韓国や中国の方が日本よりよほど関係を良くしている)

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[ 2023年9月11日 ]

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